フェラーリF1、2023年の開発/リザーブドライバーを発表。ジョビナッツィとシュワルツマンが現場でサポート

 スクーデリア・フェラーリは、2023年シーズンの開発ドライバーとリザーブドライバーを発表した。リザーブドライバーはアントニオ・ジョビナッツィとロバート・シュワルツマン、開発ドライバーはアントニオ・フォコとダビデ・リゴンというラインアップだ。

 2022年に続きリザーブドライバーを務めるジョビナッツィだが、2023年はWEC世界耐久選手権に出場することが決まっている。そのため、ジョビナッツィがチームに帯同できない場合は、シュワルツマンが現場でチームをサポートすることになる。それと同時に、ふたりともシミュレーター作業にも取り組むということだ。

【未来のF1ドライバー候補紹介(3)シュワルツマン】フェラーリの支援を得るもキャリアが停滞。一発の速さに課題か

 2022年の新たなF1規則により、各チームはシーズンに最低2回、F1昇格を狙うドライバーを金曜プラクティスで起用することを義務付けられた。これは、テストの機会が非常に限られる状況のなかで、若手ドライバーにF1マシンに乗るチャンスを与えるために、F1が導入した規定だ。FP1ドライバーとして選ばれた彼らはどのようなキャリアをたどってきたのか、そしてFP1で実際にどういう走りを見せたのかを、F1ジャーナリストのクリス・メッドランド氏がレポート、各チームが最も期待をかけている若手ドライバーの将来性を探る。シーズン前半に紹介したニック・デ・フリースとユーリ・ビップスに続く第3回は、第19戦アメリカGPと第22戦アブダビGPにフェラーリからFP1に出場したロバート・シュワルツマンに焦点を当てた。