ハイテックGPとVAR。FIA F2新興勢力の意外な歴史【海外レーシングチーム解体新書/第3回】

 海外レーシングチームの歴史とバックグラウンドをお届けする不定期連載『海外レーシングチーム解体新書』。第3回は前回に引き続き、F1直下のフォーミュラシリーズ『FIA F2』からお届けする。今回登場するのは2020年代からFIA F2に参戦するハイテックGP、ファン・アメルスフォールト・レーシング(VAR)の2チームだ。FIA F2の新興勢力に数えられる彼らもまた、複雑な歴史を辿ってきた。

レッドブル育成のセバスチャン・モントーヤ。2023年はハイテックGPからFIA F3に参戦

 1月18日、FIA F3に参戦するハイテックGPはセバスチャン・モントーヤの起用を発表した。元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤの息子であるセバスチャン・モントーヤは、2023年シーズンからレッドブルの育成プログラムであるレッドブル・ジュニア・チームに加入している。