バトンがいよいよ初走行、ヘッドライトも装着へ。ル・マン特別参戦の改造版NASCARカマロ、耐久テストを強化

『NASCARガレージ56プロジェクト』は、2023年のル・マン24時間レースに特別枠から参戦予定の改造版のNASCAR“Next-Gen”車両『シボレー・カマロZL1』の耐久テストを強化していくと表明した。

 ヘンドリック・モータースポーツが主導するこのプロジェクトは今週、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイにて、水曜日の12時間連続走行を含む2日間のテストセッションを行う。

 1月28日にこのプログラムに加わることが発表された、2009年F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンも、このデイトナでのテストで初めてカマロZL1を走らせる。ル・マンでのチームメイトとなるジミー・ジョンソン、マイク・ロッケンフェラーもテストに出席するほか、リザーブドライバーを務めるコルベット・レーシングのジョーダン・テイラーもテストに加わる。

■すでに3200kmを走行。NASCARにはない悪天候で得たものも

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 1984年の創設以来、アメリカが誇る名門チームとして栄光の歴史を積み重ねてきたヘンドリック・モータースポーツ(HMS)は、最高峰NASCARカップシリーズで通算14回のタイトルを獲得。2022年もチャンピオン防衛を期したカイル・ラーソン(シボレー・カマロ)を筆頭に、同2020年王者チェイス・エリオット、ウイリアム・バイロン、アレックス・ボウマンの強力な4台体制でカップ戦に挑んできた。

 そのHMSは先月11月14日より2日間のスケジュールで、バージニア・インターナショナル・スピードウェイ(VIR)を専有し、来季2023年のル・マン24時間参戦に向けた特別枠“ガレージ56”から出場予定のNext-Genベース『シボレー・カマロZL1』の本格テストを実施。その会期を終えた11月16日には『Drones eye view of Hendrick Motorsports’ Campus』と題して、本拠地ファクトリー内を”飛ぶ動画がNASCARの公式チャンネル内にて公開された。