レッドブル&HRC密着総集編:すべてが研ぎ澄まされたフェルスタッペンと、安定感が増したペレスの走りで圧勝の2022年

 レッドブルにとって、2022年はチーム史上最高のシーズンとなった。

 まずマックス・フェルスタッペンがドライバーズ選手権2連覇を達成。チームもコンストラクターズ選手権を制し、2冠に輝いた。レッドブルが2冠を独占するのは、2013年以来9年ぶり。F1が2014年にハイブリッド時代に入ってから初めてのことだ。2021年にコンストラクターズ選手権を取り逃がしたレッドブルにとって、この2冠はメルセデス時代に完全に終止符を打つことになったという意味で大きな価値がある。

レッドブルF1が凱旋イベント。フェルスタッペン&ペレスが2011年型RB7でデモラン

 2022年にF1ダブルタイトルを獲得したレッドブル・レーシングは、12月10日、ファクトリーが位置するミルトン・キーンズでデモランイベントを実施、ファンの前で2022年チャンピオンのマックス・フェルスタッペンとドライバーズランキング3位のセルジオ・ペレスが走行を行った。