統合失調症、ガイドラインで共同意思決定を推奨 (日経BP)

2022年6月に日本神経精神薬理学会と日本臨床精神神経薬理学会が発行した『統合失調症薬物治療ガイドライン2022』(医学書院)は、精神科領域では初めての試みとして、共同意思決定(shared decision making:SDM)推進のため、当事者や家族を委員に加えて改訂作業を行った。統合失調症薬物治療ガイドラ……

発症時の様子は英語でどう尋ねる? (日経BP)

外国人患者さんが受診した際、英会話で困った経験はありませんか。医療英会話は専門性が高いこともあり、たとえ英会話上級者であっても、「型」となる英会話表現を使う必要があります。逆に、英会話初心者の方も、この「型」さえ身に付ければ自分の意図を患者さんにしっかりと伝えることができます。 ……

5類移行を前に考える「コロナ病棟で二重手袋は必要か」 (日経BP)

パンデミック初期は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者を入院させる、いわゆる「コロナ病棟」で、二重手袋(ダブルグローブ)を着用するよう決めている医療機関が多かったと思います。現在でも、コロナ病棟では二重手袋というところもあるでしょう。 コロナ病棟内で二重手袋にする理由は、……

siRNA治療薬inclisiranの年2回投与でLDL値低下を持続 (日経BP)

英国Imperial College LondonのKausik K Ray氏らは、低分子干渉RNA(siRNA)治療薬inclisiranの長期反復投与の有効性と安全性を検討する臨床試験を4年間継続し、年2回の皮下投与で、アテローム硬化性心血管疾患のリスクが高い患者のLDLコレステロール濃度の低下が持続されていたと報告した。結果は2023……

COVID-19は認知症の新たな危険因子なのです (日経BP)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は認知症、アルツハイマー病の危険因子であることを認識し、国民に周知する必要がある──。こう警鐘を鳴らすのは、岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野教授の下畑享良氏だ。COVID-19関連の認知障害に関する研究は、全世界で精力的に進められている。下畑……

外国人診療で「知り合いを連れて来て」はNG! (日経BP)

前回のコラム「断腸の思いで「閉院」を決断」で、「閉院」という苦渋の決断をするに至った経緯を述べたところ、たくさんの励ましのメッセージをいただきました。いくつかの医療機関から「うちで働きませんか?」とオファーをいただき大変嬉しく思っています。僕の身の振り方は全く決まっていませんが、……

教えて!抗菌薬の投与時間が決まっている理由 (日経BP)

Question 質問したキッカケ 抗菌薬を30分や1時間と決まった時間で投与するのはなぜなのか、疑問に思いました。 質問したいこと 決められた時間より早く投与した場合や遅く投与した場合、患者さんにはどのような影響や副作用が出現するリスクがあるのですか? 特に早く投与した場合を知りたいです。よろ……

精子バンク利用500人超 不妊症夫婦や性的少数者ら (共同通信)

世界最大の精子バンク企業クリオス・インターナショナル(本社デンマーク)の日本窓口を通じ精子提供を受けた国内の利用者が、昨年10月までの約3年半で500人を超えたことが同社の集計で分かった。夫が無精子症などで子どもができない女性や、同性パートナーがいる女性、単身女性らが提供を受け、医療機……