アキュラ陣営のWTRと組んだマイケル・アンドレッティ、WEC進出が目標と明言「欧州にも拠点設ける」

 チームの共同オーナーであるマイケル・アンドレッティによれば、現在IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にアキュラARX-06のファクトリー車両で出場しているウェイン・テイラー・レーシング(WTR)・ウィズ・アンドレッティ・オートスポートは「今後数年以内に」WEC世界耐久選手権に進出することを目標にしているという。

 アンドレッティは1月22日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで「それは、秘密ではない」と記者団に対し語り、世界規模へとプログラムを拡大する野心を表明した。

WTR、新型アキュラARX-06のカラーリングを公開。デイトナ24時間レースでデビュー

 ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)・ウィズ・アンドレッティ・オートスポートは1月11日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2023年シーズンに投入する10号車アキュラARX-06のマシンカラーリングを公開した。

 従来のDPiからハイブリッドマシンのLMDhカーを用いるGTPへとトップカテゴリーが置き換えられる新シーズンに向け、お馴染みのリッキー・テイラーとフィリペ・アルバカーキのコンビに、助っ人のルイ・デレトラズ、デイトナ24時間で第4ドライバーを務めるブレンドン・ハートレーを加えた4人体制で開幕戦に臨むWTR・ウィズ・アンドレッティチーム

アキュラLMDhのル・マン出場にも光明? アンドレッティと提携のウェイン・テイラー「ステップアップが必要だった」

 12月28日にアンドレッティ・オートスポートとの長期的パートナーシップを発表したウェイン・テイラー・レーシング(WTR)。両チームがスポーツカーレースで協力することになった背景と、この先のビジョンについて、チームオーナーのウェイン・テイラーが説明した。

■交渉のきっかけはマイケルから

ウェイン・テイラー・レーシングとアンドレッティ・オートスポートが提携発表。アキュラLMDh参戦体制も拡大?/IMSA

 ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)とアンドレッティ・オートスポートは12月28日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦するため、このふたつのチャンピオン経験チームがリソースを結集し、新たな長期的パートナーシップを結ぶと発表した。

 今回誕生することになった『ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ・オートスポート』は2023年、リッキー・テイラーとフィリペ・アルバカーキが乗る10号車アキュラARX-06をGTPクラスに投入。さらにこの組織は、レーサーズ・エッジ・モータースポーツとのジョイントにより、アシュトン・ハリソンとカイル・マーセリがドライブするGTDクラスのアキュラNSX GT3 Evo22のプログラムの背後にもつく予定だ。