インディカードライバーのロッシ、マクラーレンのF1チームとインディカーチームの密接さと積極的な関与に注目

 NTTインディカー・シリーズに参戦するアレクサンダー・ロッシは、マクラーレンはインディカーに参戦することで、同シリーズのドライバーたちの才能について深い洞察を得ることができると考えている。

 レース活動の多様化を目指すなかで、マクラーレンは数年前にシュミット・ピーターソン・モータースポーツに関心を持ち、その後2021年11月にチームの過半数株式を取得してチーム名をアロウ・マクラーレンSPとした。マクラーレンがインディカーで存在感を増した結果、パト・オワード、アレックス・パロウ、コルトン・ハータら数名のドライバーがマクラーレンとのF1テスト契約を結んだ。

佐藤琢磨、2023年シーズンもインディカーに参戦へ。現時点でチームは未定

 12月12日(月)、ホンダは『2023 モータースポーツ活動計画発表』を行い、2023年シーズンの二輪、四輪のモータースポーツ参戦体制を明らかにした。そのなかでホンダは佐藤琢磨について、2023年も引き続きNTTインディカー・シリーズで戦うことを発表した。

 インディカーで13年目のシーズンを迎えた2022年、琢磨はデイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングから参戦し、ランキング19位でシーズンを終えた。開幕戦でインディカーでの200戦目という節目を迎えた琢磨だったが、シーズン半ばから不振に陥り、さらには怪我の影響もあって、最終的にシーズン中の最高位は第15戦ゲートウェイでの5位と、2022年は表彰台に乗ることができなかった。