山内一典氏が語る『グランツーリスモ』シリーズ25周年の想いとイゴール・フラガへの期待/インタビュー

 12月23日に25周年を迎えた『グランツーリスモ』シリーズ。2022年11月16日時点で全世界累計実売本数9,000万本を突破し、最新作『グランツーリスモ7』(PlayStation5/PlayStation4用ソフト)は今月、ゲーム業界のアカデミー賞ともいわれる『The Game Awards 2022』で、ベストスポーツ・レーシングゲームにも選ばれている。ゲームとしての評価はいわずもがな高い本シリーズだが、ゲームという枠組みを越えて世界中のクルマファン、モータースポーツファンを楽しませてきた。

 25周年を迎えるにあたり、『グランツーリスモ』シリーズの開発を手がけるポリフォニー・デジタルは、メディア向けに同社東京スタジオのスタジオツアーを開催。その際にオートスポーツwebはポリフォニー・デジタル 代表取締役 プレジデントであり『グランツーリスモ』シリーズのクリエイターでもあるの山内一典氏にシリーズ25周年の想い、そして『グランツーリスモ』からリアルモータースポーツへの道を切り開くイゴール・フラガについて聞く機会を得た。

日本でのキャリアを切望するラウル・ハイマンとイゴール・フラガ「いつ入国できるかを常にチェックしていた」

 12月7〜8日に鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラの合同&ルーキーテスト。ここ数年続いていたコロナ禍に伴う入国の水際対策も緩和され、外国人ドライバーのテスト参加も増えている今回だが、その中でもフォーミュラ・リージョナル・アメリカズ(FRA)でチャンピオンを獲得し、スーパーフォーミュラへ挑戦するスカラシップを獲得したラウル・ハイマンにとっては、夢が叶った2日間だという。

スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストの初日は2セッションとも野中誠太がトップタイム

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の合同テストが12月6日にスタートし、午前のセッション1、午後のセッション2ともに野中誠太(TOM’S)がトップタイムをマークした。午前は2番手に宮田莉朋(TOM’S)が、午後は木村偉織(B-MAX RACING TEAM)が2番手につけているが、木村はセッション2の中盤にクラッシュを喫している。

【タイム結果】全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権鈴鹿合同テスト 12月6日セッション2

 12月6日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の鈴鹿合同テストの1日目午後のセッション2が14時から行われ、二度の赤旗中断があるなか、終盤1分50秒292を記録した野中誠太(TOM’S)が午前に続きトップタイムをマークした。2番手は木村偉織(B-MAX RACING TEAM)となったが、走行途中にクラッシュ。3番手はイゴール・フラガ(B-MAX RACING TEAM)となった。