伝統の氷上選手権でパニスが王座奪還。フルモーが制した最終戦にはトレルイエも参戦/アンドロス・e-トロフィー

 2019-20年シリーズから完全電動化を果たしている、フランスが誇る伝統の氷上シリーズ『e-Trophee Andros(アンドロス・e-トロフィー)』の2022-23年シーズンが全6戦で争われ、1月28日にクレルモン=フェランで開催された最終戦では、最高峰エリート・プロ参戦わずか3戦目、地元フランス出身のWRC世界ラリー選手権レギュラーのアドリアン・フルモー(AS01/チームDRP)が初優勝をマークした。

 チャンピオンシップでは、ヤン・エルラシェール(AS01/Mレーシング)やナサニエル・ベルトン(プジョー・e208/SPコンペティション)ら強豪ひしめくクラスを生き抜き、初代EV王者でもあるオーレリアン・パニス(アウディA1/サンテロック・レーシング)が、前戦第5戦の結果により2020年以来のタイトル奪還を果たしている。

MスポーツのWRC2ラインアップ決定。フルモーとミュンスターがフォード・フィエスタで参戦

 Mスポーツ・フォードはWRC世界ラリー選手権の2023年シーズンに向け、アドリアン・フルモーとグレゴワール・ミュンスターを同シリーズのWRC2クラスに送り込むことを確認した。彼らはともにフォード・フィエスタ・ラリー2 MkIIでステップアップカテゴリーのタイトル獲得を目指す。

 フルモーは車両トラブルや自身のミスによるアクシデントが相次いだ2022年シーズンを最高峰のラリー1クラスで過ごしたが、来る2023年はサポートカテゴリーに戻ることとなった。