12月27日、静岡県の富士スピードウェイで行われたS-4のスポーツ走行枠で、スーパーGTやスーパーフォーミュラ、そしてスーパー耐久シリーズと幅広い活動を行っているROOKIE Racingが、2023年のスーパー耐久ST-Xクラスに投入するメルセデスAMG GT3をシェイクダウンさせた。
『モータースポーツを起点とした、もっといいクルマづくり』、『世界で戦えるクルマ屋集団を作る』、『モータースポーツ産業を魅力あるものに再興する』というコンセプトを掲げるROOKIE Racingは、すでに11月26日に2023年のスーパー耐久参戦体制を発表しているが、アジアでのモータースポーツをともに盛り上げる、そして『勝つ』ために、コンペティションのなかに真剣に身を置くことを目的とし、新たにST-Xクラスにも挑戦する。
中国で自動車メーカーのディーラーを展開する中升集団(ゾンセングループ)をパートナーとして挑む2023年は蒲生尚弥、平良響、そして監督を兼務する片岡龍也のドライブが決定しているが、そんなスーパー耐久参戦のための武器であるメルセデスAMG GT3がこの日、富士スピードウェイでシェイクダウンされた。
ステアリングを握ったのはメルセデスを良く知る蒲生尚弥で、ROOKIE Racingのうち主にスーパーGTやスーパーフォーミュラを担当していたクルーがメンテナンスを担当する様子が見られた。シェイクダウンながら走行は快調で、2本のスポーツ走行枠を無事に終えている。