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 スズキは現代の最新技術を用いたエンジンや車体に伝統的な外観を取り入れたネオレトロのロードスポーツバイク『SV650X ABS』の最新モデルを2023年2月3日から発売する。今回、車体色はマットソードシルバーメタリックを設定。車両価格は84万7000円(税込み)。
 
 『SV650X ABS』は、スリムで軽量なロードスポーツバイク『SV650 ABS』をベースに、カフェレーサースタイルの個性的な外観に仕上げらている。左右のスリットでアクセント付けしたヘッドライトカウルやセパレートハンドル、シート座面を立体感のある仕上がりにしたタックロールシートを装備する。

 エンジンは水冷V型2気筒を搭載。スズキ独自のSCEM(Suzuki Composite Electrochemical Material)メッキシリンダーを採用するなど、フリクションの低減と高い放熱性、耐摩耗性、機密性を確保している。

 さらに、発進時や低回転走行時にエンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度などの情報を用いて、エンジン回転数をわずかに上げる『ローRPMアシスト』を採用し、発進・停車を繰り返す市街地走行などでの操作性を向上させている。

 装備面では黒色のレバー、フットステップおよびペダルを装備。ヘッドライトの下にはオプションでフォグランプを装着可能とした。加えて、スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけで、ECMがスターターモーターを回転させてエンジンが始動する『スズキイージースタートシステム』を採用。また、ニュートラル時はクラッチレバーを握らなくても始動可能としている。
 
 さらに、前・後輪に取り付けられたホイールスピードセンサーにより各車輪速度を検知し、ブレーキの効きを自動的にコントロールして車輪のロックを一定範囲内で防ぐABSを標準装備する。

 『SV650X ABS』の車両価格は84万7000円(税込み)。発売は2023年2月3日から。

スズキ『SV650X ABS』(マットソードシルバーメタリック)
スズキ『SV650X ABS』(マットソードシルバーメタリック)