全日本ロードレース選手権J-GP3クラスをリードするTeam P.MU 7C GALESPEEDが2023年度レース参戦体制を発表した。昨年2年連続チャンピオンを達成した尾野弘樹をエースライダーに、桐石瑠加が継続参戦する。
新たに上江洲葵要が新加入し、3人がJ-GP3クラスにフルエントリーする。また、昨年、チャレンジクラスのチャンピオンとなり、総合でもランキング10位と健闘した三谷然は、イデミツ・アジア・タレント・カップをメインに全日本ロードは前半戦にスポット参戦予定となっている。
尾野は「2022年もたくさんの方々のご協力と応援のおかげで2年連続シリーズチャンピオンを獲得することができました。7Cからの参戦は3年目を迎えますが、今シーズンもチャンピオンを狙える体制を用意していただいたチームをはじめ、ご支援とご協力を賜りますスポンサー各社様に感謝いたします。今季も若手ライダーの見本となれるようなレースを心がけ、シリーズ3連覇を目指すと同時に、全日本ロードを少しでも盛り上げられるよう、いろいろな角度からアプローチをしていきたいと考えています。応援よろしくお願いいたします」とV3を狙う。
新たに加わった上江洲は「今シーズンはチャンピオンチームである7Cさんで走らせていただけることになりました。実績のあるチームなので、プレッシャーはありますが、それ以上に、このチームで自分の実力を試せることにとても、ワクワクしています。7Cに入れたのは多くの皆さんの支えがあって実現したことなので、結果で恩返しできるように全力を尽くします」とコメント。
桐石は、2021年の最終戦で転倒し大腿骨を骨折。その怪我からの復帰戦となった2022年は不本意なシーズンとなった。「たくさんの方のご協力があり、今シーズンもすばらしい体制でフル参戦させていただきます。2年連続チャンピオンのチームから参戦できることを強みに、たくさんのことを学び、今シーズンもチームと一緒に全日本を盛り上げていきます」と全日本ロード3年目のシーズンに向けてやる気十分。2021年の手術で入れたピンを抜く手術を終えてリハビリに励んでいる。
そして15歳の三谷は「今年も最初の2戦は7Cから出場させていただける予定です。マシンは、全日本仕様になります。去年よりもマシンが速くなるので、順位を上げると言うよりは歴代のトップライダーのタイム、去年の自分のタイムと比較しながら、とにかくタイムにこだわって走りたいと思います。また、去年に引き続き一戦一戦、成績だけでなく、自分の中で新たな発見をしながらライダーとして、人として成長していけるように頑張っていこうと思っています」とコメント。昨年は、スタンダードのチャレンジクラスで速さを見せていただけに、同じ土俵で上位に進出してくる可能性もありそうだ。
長年、軽量クラスを引っ張ってきた7C。今シーズンもチャンピオンの尾野を中心に、上江洲、桐石、そして三谷がJ-GP3クラスを盛り上げてくれそうだ。