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 ケビン・マグヌッセンが来週に手の手術を受ける準備をしていると発表したことで、1月28〜29日に開催が控えるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間レースへの出場が危ぶまれている。

 F1世界選手権にハースから参戦しているマグヌッセンは、MDKモータースポーツのポルシェ911 GT3 Rで、IMSAのタイトル獲得者である父ヤン・マグヌッセン、トレントン・エステップ、MDKチームオーナーのマーク・クヴァンメとともに、デイトナ24時間のGTDクラスに参戦予定だった

「手首が痛かったから医者に行ったら、のう胞が見つかった。F1のシーズンに間に合うように、今すぐ取り除く必要があるんだ」と、マグヌッセン。

「不快感を伴わない処置だけど、おそらくその後2週間は安静にする必要がある。医師の診断を待つ必要があるが、デイトナでレースができる可能性は低いだろう」

 マグヌッセン親子にとっては、2021年のル・マン24時間レースでLMP2マシンをシェアし、2022年12月のガルフ12時間レース以来、2023年のデイトナが3度目の出走予定となっていた。

「我々にとっては残念な状況だが、MDKモータースポーツファミリーはケビンを完全にサポートしている」とクヴァンメは語った。

「ケビンのF1スケジュールは最優先事項であり、早く戦えるようになればそれに越したことはない」

「彼が我々と一緒にレースに出られるかどうかは、医師が判断する。もしそうでなければ、また一緒にレースができる機会を見出そう」

2023年のデイトナ24時間に同じマシンをシェアして参戦することが決まったヤン(左)&ケビン(中)・マグヌッセン親子。12月11日に行われるIGTCガルフ12時間には、マーク・クヴァンメ(右)とのトリオで出場する
2023年のデイトナ24時間に同じマシンをシェアして参戦することになっていたヤン(左)&ケビン(中)・マグヌッセン親子。2022年12月のIGTCガルフ12時間には、マーク・クヴァンメ(右)とのトリオで出場