1月13日、千葉県の幕張メッセで開幕した東京オートサロン2023で、スバルとスバルテクニカインターナショナル(STI)は2023年のモータースポーツ活動についての概要を発表した。すでに2022年12月15日に発表されたとおり、2023年もニュルブルクリンク24時間レースに挑む。
2008年からニュルブルクリンクを舞台とするニュル24時間に挑戦を続けているスバル/STIは、2020〜2021年こそコロナ禍のため参戦がかなわなかったものの、2022年にはひさびさに3年ぶりの参戦が実現した。ただトラブルによりクラッシュ、リタイアという結果に終わっており、2023年はこの悔しさを晴らすべく、新たに投入されるのがWRX S4をベースとしたWRX STI NBR CHALLENGE 2023だ。
すでに発表されているとおり、辰巳英治総監督を中心に渋谷直樹プロジェクトリーダー、沢田拓也監督、さらに全国のスバルディーラーの精鋭メカニック8名が今回も実戦に携わっていくが、新たにドライバーラインアップが決定した。
2023年にステアリングを握るのは、2022年に続きカルロ・ヴァンダム、ティム・シュリック、そしてひさびさの参戦となる井口卓人と山内英輝というメンバーとなった。
新型WRX STI NBR CHALLENGE 2023は信頼性底上げ、操縦安定性向上、旋回スピード向上を目指し、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)をベースにボディとサスペンションを新規開発。FA24エンジンをベースとしたレース用新型2.4リッター直噴ターボエンジンを開発し、380馬力以上を目指し、SP4Tクラス優勝を目指していく。