1月5日、ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦するアレックス・リンス(LCRホンダ・カストロール)は、自身のSNSで2023年からScorpion EXO(スコーピオン)のヘルメットを使用すると明かした。
スコーピオンは、元は韓国の会社だが2003年にアメリカに子会社を設立してから世界展開している。過去にはスズキ二輪の純正のヘルメットを製造していたこともある。
また、スーパーバイク世界選手権(SBK)でチャンピオンに輝いたアルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing – Ducati)が使用しており、2022年まではMotoGPに参戦しているファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)も愛用していた。しかし、クアルタラロは2023年から韓国のHJCヘルメットと契約した。
そんななか、イタリア製であるNOLAN(ノーラン)のヘルメットを使用していたリンスが、2023年からはスコーピオンのヘルメットを使用することを発表。チームもスズキからホンダに変わり、心機一転となる。
それにより、リンスはMotoGPクラスでは唯一スコーピオンのヘルメットを使用するライダーとなる。使用するモデルはFIM(国際モーターサイクリズム連盟)公認の『EXO-R1 FIM RACING #1』となるようだ。今回はカラーリングのお披露目はなかったが、追って公開するという。