1月3日、韓国のヘルメットメーカーであるHJCヘルメットは、MotoGPライダーのファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)と2023年から契約を締結したと発表した。
1971年に設立されたHJCヘルメットは、一般ユーザーからMotoGPライダーまでもが愛用する韓国のヘルメットメーカーだ。最高峰クラスにエントリーするライダーではポル・エスパルガロ、ブラッド・ビンダー、カル・クラッチローなどが使用している。
過去にはヘルメットメーカーとして初めてMotoGPレースのスポンサーとなり、以降もタイトルスポンサーを飾るなど幅広い活動をしていた。
そして今回、Scorpion(スコーピオン)のヘルメットを使用していた2021年MotoGP王者のクアルタラロが、2023年からHJCヘルメットを使用することが決定した。クアルタラロはFIM(国際モーターサイクリズム連盟)公認のフルフェイスヘルメット『RPHA 1』を使用する。
2月10日のセパンテストからHJCヘルメットの使用を開始し、そこでは特別なウインターテストグラフィックだが、開幕戦からは改良されたディアブロレースヘルメットが登場するという。
また、メーカーはクアルタラロのレプリカヘルメットとなるRPHA 1を2023年3月に販売する予定であり、i71やC10などのモデルでもリリースする予定だという。
■ファビオ・クアルタラロ
「みなさん、こんにちは。HJCヘルメットとのコラボレーションを発表することができてとても嬉しく思うよ。HJCは52年にわたり高品質なヘルメットを作り続けており、プロレースにおいても素晴らしい歴史を誇っている家族経営の会社だ」
「HJCは、ルーキーからワールドチャンピオンまで、プロフェッショナルレースのスポンサーとして多大な投資を行っている。HJCは、ライダーにとって常にパドックにおいて、最高のプロフェッショナルサービスを提供している。また、このブランドは、クールなマーケティングを行うところも僕は気に入っているよ」
「僕はRPHA 1レースヘルメットについては、HJCを何年も着用しているヤマハのテストライダーであるカル・クラッチローと仲が良いので、よく知っている。また、ブラッド・ビンダーのようなライダーもHJCのRPHA 1ヘルメットを使用してレースに参加している。このレース用ヘルメットは、プロのライダーにとって重要な多くの安全機能を備え、非常に良い空力に見える」
「これから始まるMotoGPのレースで、このヘルメットをかぶって表彰台の一番上に立つことが待ち遠しい。HJCと一緒にMotoGPチャンピオンを目指して頑張ることを楽しみにしているよ。僕を信頼してくれたHJCとホンファミリーに感謝し、この旅を一緒に楽しみたいと思う。皆さん、良いお年を! そして、新しい冒険のためにサーキットで会おう。ありがとう!」