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日本における大衆麺の歴史でほとんど話題にのぼらなかった麺がある。米の麺である。「米粉」と書いて「ビーフン」と読むぐらい馴染みがなかったわけである。 これは年貢として粒食の米が貨幣のように扱われてきたこと、粉にするなど滅相もないといった雰囲気さえあったことなど、旧来の価値観が未だに…