12月23日、ARTA Projectは2023年の活動概要を発表した。スーパーGT GT500クラスでは、すでにホンダのモータースポーツ活動発表で公表されたとおりM-TECとタッグを組み、2台のARTA無限NSX-GTを走らせるほか、6名のドライバーをサポート。また小田優がスカラシップドライバーに、さらに既報のとおり、新たに立ち上げられたGPRカーティング・シリーズのサポートを行っていく。
鈴木亜久里代表率いるARTAは、オートバックスとともに25年間に渡りモータースポーツの舞台で戦ってきたが、既報のとおり2023年に向けてスーパーGTでは大きく体制を変更することになった。すでにホームページ(https://www.alnex.jp/)には車名も発表されているが、この日発表された内容では改めてその車名が記されるとともに、2台がともにブリヂストンを履くことが明らかにされた。
これについて、鈴木亜久里代表は挨拶のなかで「来年のARTAは活動体制を大きく変えることになりました。今までスーパーGTは、GT500クラスとGT300クラスにそれぞれ1台ずつ参戦させてきましたが、来年からは株式会社M-TECとタッグを組んで、GT500クラスに2台体制で参戦することになりました。これは、ホンダ陣営の中でも責任ある立ち位置として活動していくことを意味しており、ものすごいプレッシャーを感じております」と触れている。
また、ARTA Projectでは毎年ドライバーのサポートを行っており、2023年は塚越広大、松下信治、松浦孝亮、小林崇志、佐藤蓮、木村偉織という6名の活動をサポートしていく。さらに2022年オートバックス全日本カート選手権の成績に基づき、全日本カートOKクラスのチャンピオンを獲得した小田優がARTAスカラシップを獲得した。
さらに、こちらもすでに発表されているが、2023年から新たに立ち上げられたGPRカーティング・シリーズの活性化と参加者の活動を支援することを目的とし、オートバックスセブンを冠スポンサーにいただきシリーズをサポートしていく。
ARTA Projectでは、CSRの一環として「モータースポーツを通じて、クルマの楽しさを様々な場面で若者たちにアピールしていく」、「カーボンゼロ活動にARTAとしてできることを積極的に行う」ことを活動項目とし、社会貢献活動をパートナー企業、GTA、サーキットと組んで引き続き行っていく。
体制は下記のとおりだ。
ARTA Project 2023年体制
プロデューサー/総監督 鈴木亜久里
エグゼクティブアドバイザー 土屋圭市
スーパーGT GT500クラス体制
ARTA無限NSX-GT #8
ドライバー:野尻智紀/大湯都史樹
エントラント:ARTA
チーム監督:鈴木亜久里
マシン名:ARTA無限NSX-GT #8
エンジン:ホンダ
タイヤ:ブリヂストン
ARTA無限NSX-GT #16
ドライバー:福住仁嶺/大津弘樹
エントラント:ARTA
チーム監督:鈴木亜久里
マシン名:ARTA無限NSX-GT #16
エンジン:ホンダ
タイヤ:ブリヂストン
ARTAサポートドライバー
塚越広大/松下信治/松浦孝亮/小林崇志/佐藤蓮/木村偉織
ARTAスカラシップ
小田優
2023 オートバックスGPRカーティング・シリーズ
開催日程
第1・2戦 5月28日 鈴鹿サーキット南コース(三重県)
第3・4戦 7月2日 フェスティカサーキット瑞浪(岐阜県)
第5・6戦 7月30日 モビリティリゾートもてぎ北ショートコース(栃木県)
第7・8戦 9月3日 フェスティカサーキット瑞浪(岐阜県)
第9・10戦 11月12日 APGオートパラダイス御殿場(静岡県)