12月13日、全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする日本レースプロモーション(JRP)は、『SUPER FORMULA NEXT 50(ゴー)』のプロジェクト発表から約1年が経過するにあたって、その成果報告と2023年の取り組みについて発表会を実施。
その中で、2022年シーズンより試験運用されてきたデジタルプラットフォーム『SFgo』を2023年1月より正式にサービス提供を開始すると明らかにした。
JRPは『SUPER FORMULA NEXT 50』の一環として、「デジタルの力でドライバーの魅力を余すことなくお伝えする」というコンセプトのもと、ファンにSFの魅力をどのように体感してもらえるかを、2022年シーズン中より600名の『SFgo開発サポーター』とともに、サポーターの評価やアイデアも参考にしつつ、さまざまな観点でデジタルプラットフォームの展開について検討を続けてきた。
『SFgo』はレース中継映像に加え、ドライバーの各種情報をリアルタイムに楽しめるアプリだ。オンボードカメラの映像と車両のテレメトリーデータに加え、高精度GPSによる位置情報やチーム無線まで、さまざまな情報を得ることができるのが最大の特徴だ。なお、正式サービス提供開始時より、スマートフォンだけではなく、パソコンからも『SFgo』は視聴可能となる。
JRPは『SFgo』について、「レースの視聴体験をアップデートすることに加え、モータースポーツファンのコミュニティとして、ファン自身が映像を編集し、SNSを通じて発信する機能や、将来的にはNFTやメタバース等の『WEB3.0』と連動した新たなコンテンツを生み出すことを段階的に目指してまいります」としている。
『SFgo』は2023年1月中旬に無料でダウンロードできるアプリとしてサービスを開始。4月の開幕戦からは2023年シーズンのレース映像が有料コンテンツ(月額990円〜)として提供される。なお、全日本F3000選手権やフォーミュラ・ニッポンも含めた過去のトップフォーミュラのアーカイブ映像や、チームやドライバーのSNSやニュースの閲覧については無料サービスとして提供される。
そして、『SFgo』のサービス開始に伴い、これまで一部サービスを有料で提供してきたSF公式YouTubeについては、2023年4月より無料化される。JRPは公式YouTubeについて、「より幅広い方にモータースポーツの楽しさを知っていただく重要なチャンネルとして活用を継続してまいります」としている。