2023年3月10〜12日に『ニューカッスル500』で新時代幕開けの日を迎えるRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップだが、新車両規定“Gen3”に則して製作された『シボレー・カマロZL1スーパーカー』を投入するトリプルエイト・レースエンジニアリングは、長距離レースでセカンドドライバー登録が認められる、いわゆる“エンデューロ・カップ”戦にて、ニュージーランド出身のリッチー・スタナウェイを起用すると発表。昨季2022年に自身2度目の王者に輝いたエース“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲンと、新たな“Kiwi(キウィ/ニュージーランド出身者)”ペアを結成する。
長年ホールデン陣営の顔として戦ったガース・タンダーが電撃移籍。来季はフォード陣営へ/RSC
新車両規定“Gen3”に則して、来季より『シボレー・カマロZL1スーパーカー』と第7世代『フォード・マスタング・スーパーカー』が激突するRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの2023年シーズンを前に、長年ホールデン陣営を代表する存在として戦って来た元王者ガース・タンダーが、ファクトリーチームを務めるトリプルエイト・レースエンジニアリングからの離脱を表明した。
2022年もレッドブル・アンポル・レーシングの王者シェーン-ヴァン・ギズバーゲン(トリプルエイト・レースエンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)の耐久カップ登録コドライバーを務め、伝統の1戦『バサースト1000』を制覇した男がフォードへの電撃的スイッチをアナウンスし、来季は同じく耐久戦にてペンライト・グローブ・レーシングの第7世代『フォード・マスタング・スーパーカー』をドライブすることが決まった。
モスタートが感動的なホールデン最終1-2を牽引。フィーニーも最後の最後で初優勝/RSC最終戦
12月1~4日にアデレードで開催されたRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第13戦『VALOアデレード500』は、シリーズの盟主として長きに渡る栄光と勝利の歴史を積み重ねてきた“ホールデン”最後のレースに。その大事な1戦に向け特別仕様リバリーで挑んだチャズ・モスタート(ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/ホールデン・コモドアZB)が、土曜レース1で僚友ニック・パーカットを従え、ブランドへの華向けを完璧な形で飾る“フェアウェル・ワン・ツー・フィニッシュ”を達成した。
さらに明けた日曜のシーズン最終ヒートは、今季トップカテゴリーへのデビューを飾ったレッドブル・アンポル・レーシングのブロック・フィーニー(トリプルエイト・レース・エンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)が、恩師ジェイミー・ウインカップの前で歓喜のシリーズ初優勝を獲得。自身にとってもホールデンにとっても「すべてのピースが集まった」と語るパーフェクトな結末となった。