平川亮、2023年は“欧州移住”で2カテゴリー参戦を継続「しっかり覚悟を決め」競争激化の年へ挑む

 2022年シーズンはWEC世界耐久選手権と全日本スーパーフォーミュラ選手権の2カテゴリーに参戦、WECではTOYOTA GAZOO Racingの8号車GR010ハイブリッドを駆り、最高峰カテゴリーへのデビューイヤーながら世界選手権王者となった平川亮。すでにトヨタから発表があったとおり、2023シーズンも同様の体制でふたつのカテゴリーへと参戦を継続する。

 2022年は日本をベースにWECのイベントへと赴いてきた平川だが、2023年からは欧州にベースを置くことになるという。飛躍の年となった2022年の振り返り、そして2023年シーズンへの展望を含め、スーパーフォーミュラの合同/ルーキーテストが行われている鈴鹿サーキットで、平川に話を聞いた。

スーパーフォーミュラ鈴鹿合同/ルーキーテストがスタート。赤旗5回のセッション1は佐藤蓮がトップもクラッシュ

 12月7日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト/ルーキーテストがスタート。2日間にわたるテストの最初のセッションでは、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマークしている。

 例年12月に開催されているこのテストは、主に『ルーキーテスト』と称されるが、今年はエントリーに特段の制約はなく、文字どおり新人ドライバーをテスト的にドライブさせるチームがあったり、これまでのレギュラードライバーで走るチームがあったりと、陣営によってエントリーの意図はまちまちだ。