新たな環境で初走行した佐藤蓮と三宅淳詞。TEAM GOHとのフィーリングの違いを聞く【SF鈴鹿合同/ルーキーテスト】

 12月7日に鈴鹿サーキットで始まった全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト/ルーキーテスト。その名のとおり、ルーキーを含め注目のドライバーが多数参加しているが、一方で2022年にフル参戦を果たしながらも、今回は異なるチームからテストに臨んでいる者もいる。

 まだ2023年体制を正式発表していないホンダ陣営では、2022シーズンにルーキー・オブ・ザ・イヤーを争った佐藤蓮と三宅淳詞が、それぞれTCS NAKAJIMA RACINGの65号車、ThreeBond Drago CORSEの12号車でステアリングを握っている。

 2022年はTEAM GOHに所属していたふたりは、これまでと異なるチームのマシンをドライブし、どんなフィーリングを得たのか。初日のセッション1終了時点で、話を聞いた。

■他車を避ける形でコースアウトした佐藤

ROOKIE Racingに石浦宏明監督が就任へ。「結果に結びつけられるように役に立ちたい」

 12月7日、三重県の鈴鹿サーキットでスタートした全日本スーパーフォーミュラ選手権の鈴鹿合同テストで、大嶋和也を走らせるROOKIE Racingのピットに、2015年/2017年のスーパーフォーミュ王者である石浦宏明の姿があった。2023年からチームの監督に就任するという。

スーパーフォーミュラ鈴鹿合同/ルーキーテストがスタート。赤旗5回のセッション1は佐藤蓮がトップもクラッシュ

 12月7日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト/ルーキーテストがスタート。2日間にわたるテストの最初のセッションでは、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマークしている。

 例年12月に開催されているこのテストは、主に『ルーキーテスト』と称されるが、今年はエントリーに特段の制約はなく、文字どおり新人ドライバーをテスト的にドライブさせるチームがあったり、これまでのレギュラードライバーで走るチームがあったりと、陣営によってエントリーの意図はまちまちだ。

【タイム結果】2022スーパーフォーミュラ鈴鹿合同/ルーキーテスト 12月7日午前セッション1

 12月7日、三重県の鈴鹿サーキットで2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同/ルーキーテストが開催され、午前に行われたセッション1は佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)が1分36秒117でトップタイムを記録したもののクラッシュ。2番手には平川亮(TEAM IMPUL)、3番手には大嶋和也(ROOKIE Racing)が続いている。

笹原右京を起用するトムスの意図/気になる“不在”ドライバーの理由と謎etc.【SFルーキーテスト前日現地情報】

 12月7〜8日に鈴鹿サーキットで行われる全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同/ルーキーテスト。エントリーリストは12月5日に発表されているが、大半のチームがレギュラーシーズンとは異なるラインアップとなっており、興味深いポイントも多い。

 翌日からのテストに向けて準備が進む12月6日の鈴鹿サーキットで、各チームに今回のテストにおけるラインアップ編成の意図や“事情”を聞いた。

■笹原起用のトムス「明らかな何かがあれば……」