米ハワイ沖で海洋保護区拡大の効果で漁獲量が増えているメバチマグロ(米海洋大気局提供)米ハワイ沖の海洋保護区を大幅に拡大した結果、魚が豊富になる効果が保護区の外側まで及び、マグロの漁獲量が増えたとの分析をハワイ大などのチームがまとめた。「個体数の増加はすぐに起こるものではなく、時間……
ABC pathwayは心房細動患者のリスクを減らす (日経BP)
英国Liverpool大学のGiulio Francesco Romiti氏らは、世界中の心房細動患者を対象にダビガトランの脳卒中リスクをワルファリンなどと比較した前向きコホート研究「GLORIA-AF Registry」のデータを利用して、包括的な管理法として推奨されているABC pathwayの有効性を評価し、アドヒアランスの高い患者……
「異常陰影なし」と言い切るための胸部X線写真の教科書 (日経BP)
前回は、世界的なバイブルに続く2冊目の胸部X線写真の教科書を紹介した。この2冊目の教科書では、胸部X線写真で見えるほぼ全ての「線」に名称があり、その「線」の医学的意義について解説されていることを述べた。 しかし、放射線科の専門医ならともかく、実際の臨床の現場では、胸部X線写真の全ての「……
「心腎肝まとめて掛かってこい」なSGLT2阻害薬は忙しいメタボ患者に (日経BP)
「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム」の登場により、薬剤選択の考え方が整理されつつある血糖降下薬(関連記事:国内初、2型糖尿病の薬物療法アルゴリズムが登場)。本シリーズでは、非専門医が処方をためらいがちな薬剤、比較的新しい薬剤などの患者像を、糖尿病の治療経験が豊富な医師に提示しても……
アムロジピン、ニフェジピン妊婦禁忌解除の背景は (日経BP)
2022年12月、カルシウム(Ca)拮抗薬のアムロジピンベシル酸塩(商品名アムロジン、ノルバスク他)、ニフェジピン(アダラート他)の添付文書が改訂され、禁忌の項から妊婦への使用が削除された(関連記事:アムロジピン、ニフェジピンの妊婦禁忌が削除に)。今回の改訂は11月の厚生労働省薬事・食品衛……
サイバー攻撃への対策は医療安全、感染対策と同じ考え方で (日経BP)
近年、医療機関を標的としたサイバー攻撃が増加し、電子カルテシステムが使用できなくなったり、外来や手術などを停止せざるを得ない事態が頻発している。こうした現状に対し、日本医師会はどんな取り組みを進めているのか、情報関連を担当する常任理事の長島公之氏に話を聞いた。…
英国の看護師はなぜ全国一斉ストライキに踏み切ったのか (日経BP)
Nurses across UK voted to strike!(英国看護師、一斉ストライキ突入へ!) 11月上旬、英国の新聞やテレビなど、多くのメディアのトップニュースの見出しはこれだった。1つの病院や1つの地域の話ではなく、英国全体の話だ。このコラムでもこれまでに何度か、低賃金、看護師不足、過酷な労働を英国看……
共和薬品工業がエナラプリル細粒を自主回収 (日経BP)
共和薬品工業(大阪市北区)は2022年12月13日、エナラプリルマレイン酸塩細粒1%「アメル」(製造番号2201)にテルミサルタンの混入が認められたことから、自主回収(クラス?)を開始したと発表した。…
総診医不足解消に向けた現実的な戦略とは? (日経BP)
今後の医療ニーズに対応するために、総合診療医の充実を求める声が方々で上がっている。だが、総合診療領域の専攻医数は伸び悩んでいるのが実情だ。どうすれば迅速かつ効率的に人材を確保できるのか──。このほど、日本プライマリ・ケア連合学会副理事長の前野哲博氏(筑波大学地域医療教育学教授)と……
当院の人材採用で筆記試験を課している理由 (日経BP)
前回、人材採用に際し意識しておきたいポイントを紹介しました(当該記事:求人を始める前に考えておきたい3つのこと)。今回は、当院の採用面接と筆記試験の工夫について書いてみたいと思います。 面接を行う前に明確にしておきたいのが、その「目的」です。皆さんの施設での面接の目的は何でしょうか……