50歳代の潰瘍性大腸炎患者に出現した咳と痰 (日経BP)

Cadetto.jpの医師会員の皆様に、『日経メディカル』読者に高い評価を得た「日経メディクイズ」を厳選して紹介します。今回のクイズは『日経メディカル』2017年4月号に掲載された胸部X線のクイズです。 患者は50歳代男性。9年前に潰瘍性大腸炎を発症し、サラゾスルファピリジンによる内科治療で寛解状態……

ADAの糖尿病診療GL、2023年版は「体重管理」を前面に (日経BP)

米国糖尿病学会(ADA)は2022年12月12日、「糖尿病の標準治療2023」(Standards of Care in Diabetes-2023)を発表した。同文書は米国における糖尿病の診療ガイドラインと位置付けられており、新しいエビデンスを取り込む形で毎年改訂されている。2023年版では、体重管理により重きを置いた形で改訂さ……

あたらしい日常 (日経BP)

今年の初夏、コロナ第六波と七波のあいだの短い凪のときに、すい臓がん闘病中だった叔父、みっちゃんと、祖母とみんなで温泉旅行をした。離れの客室まで段差の多い外を歩かなければならず、末期がん患者と老人、くわえて椎間板ヘルニアの悪化で左足の動かない私にはきびしい宿で、予約したときの自分の……

まだ本気出してないと言ってくれ-フィブラート (日経BP)

「中性脂肪(トリグリセライド)を下げる薬」はめったに使いませんでした。 「コレステロール低下薬のスタチン」と「トリグリセライド低下薬のフィブラート系薬」が併用禁忌だったからです。 2018年に併用禁忌が解除されたけど、禁忌の記憶が残っている。 それでも、最近フィブラート系の新顔、「ペマ……

インフルエンザ、岩手県で流行期入り、全国は定点0.25 (日経BP)

今冬の季節性インフルエンザに動きがあった。各都道府県がまとめている感染症発生動向調査週報速報によると、2022年第49週(12月5~11日)のインフルエンザ定点報告数(速報)は全国で0.25人と前週の0.13人からほぼ倍増した。岩手県では1.57人となり流行の目安である「1人」を超え、都道府県レベルでは……

看護職員処遇改善評価料、給与はいくらアップ? (日経BP)

表1 徳洲会グループにおける看護職員処遇改善評価料の算定状況 ※クリックすると拡大します。 2022年10月に新設された看護職員処遇改善評価料。岸田文雄首相の肝煎りで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者を受け入れる医療機関の看護職員を中心に賃金を3%程度(月平均1万2000円相当)引き上げ……

指導医の「教えられ上手になるな」にハッとした (日経BP)

著者の益成湧太氏 皆さん、初めまして。洛和会音羽病院(京都市山科区)初期研修医2年目の益成湧太(ますなりゆうた)です。第5回レジデントチャンピオンシップで決勝戦に出場、優勝することができ、このたび、執筆の機会をいただきました。同じチームのメンバーである奥村尚稔先生(当時、京都府立医……

対人、逃げられない場所、動物──対象によって分類が変わる不安症 (日経BP)

統合失調症、気分障害という精神科の2大疾患の説明を終え、前回から「『その他』を一気に解説します」と宣言しておいて、いきなり余談に延々と字数を費やしてしまいました。今回からいよいよ、心因性疾患の説明に入ります。その代表が、「不安症」です。…

地域医療構想の議論停滞の解消策を提示 (日経BP)

厚生労働省は2022年12月14日に「地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ」を開催し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響などで停滞している地域医療構想の議論の活性化策などを提示した。DPC(診断群分類別包括評価)データなどを活用した地域の医療機能分析を国が支援する……