ODAの大綱改定 目先にとらわれぬ構想を (毎日新聞)

途上国の開発協力を日本として積極的に進め、国際秩序の安定につなげる構想が必要だ。 政府開発援助(ODA)の指針である「開発協力大綱」が来年、8年ぶりに改定される。 2015年に改定された現大綱は、中国の台頭を念頭に、安倍政権の積極的平和主義のもと国益重視の姿勢を鮮明にした。 軍事的用途や国……

「ペナルティーを蹴るものだけが… (毎日新聞)

「ペナルティーを蹴るものだけが、それを外すことができる」。サッカーの名言を元ブラジル代表の「王様」ペレさんが口にしたことがある。6年前の南米選手権でアルゼンチン代表のメッシ選手がPKに失敗し、代表引退を表明した時だ▲0対0でPK戦に持ち込まれたチリとの決勝でスター選手は最初にシュートを……

文鮮明氏発言録と自民 関わりの再調査が必要だ (毎日新聞)

なぜ自民党はこのような教団と長年関係を持ち続けてきたのか。疑問は増す一方だ。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)創始者の文鮮明氏が行った説教の発言録の内容を、毎日新聞が日本の教団広報部に内容を確認した上で報じた。 1998年に韓国の信者に向け、日本国内にある預貯金を「皆さんのためのもの……

大学入学共通テスト51万人出願 (毎日新聞)

大学入試センターは6日、来年1月に実施される大学入学共通テストの確定出願者数は前回から1万7786人減って51万2581人だったと発表した。高校などを来春卒業見込みの現役生のうち、共通テストに出願した割合は前身の大学入試センター試験を通じて過去最高となった前回と横ばいの45.1%だった。 今年1月……

炭鉱遺産に学ぶ (毎日新聞)

戦前戦後のエネルギー需要を支えた国内の石炭産業の衰退を決定づけた1962年の原油輸入自由化から60年がたった。ピーク時に950近くあった炭鉱は2002年までにほとんどが閉山し、旧産炭地の疲弊につながった。近年になって炭鉱遺産の価値を見直す動きが進む中、炭鉱の歴史が抱える光と影から何を学べるの……

キャベツのサラダキムチ (毎日新聞)

唐辛子粉は辛みの少ない韓国産のものを。国産の一味を使う場合は量を控えてください。 ≪主な材料≫(2人分) ▽キャベツ 150グラム ▽キュウリ 1/2本 ▽万能ネギ 4本 ▽ゴマ 大さじ1/2 ▽A(唐辛子粉大さじ1/2、ナンプラー・はちみつ・酢各小さじ1、ニンニクみじん切り・ショウガみじん切り各小さ……

理不尽なクレームどう対応=高校教員・中島貴之・44 (毎日新聞)

(大分県) 子供たちの声がうるさい。吹奏楽の音がうるさい。チャイムの音がうるさい。何かとクレームのあふれる昨今である。 他人を受け入れたり大目に見たりといった、お互い様の精神が失われてきた。そこにあるのは自己中心的な世界であり、自分の気に入らないことや邪魔になるものは排除や攻撃の対……

記録保管の重要性実感=ぶどう園見習・田中保幸・75 (毎日新聞)

(静岡県) 久しぶりに東京へ出掛けた機に、初めて国会図書館に立ち寄った。外観も立派だが、利用者登録を済ませて入ると館内は広く、大きい壁画などに驚く。資料の大半を書庫に収める閉架式だけに、利用者の多くがずらりと並んだ端末機に向かっている様子にも驚いた。 国会図書館でなければ見られない……

排出削減前進なかったCOP27 土俵際に立つ「1.5度目標」=岡田英(東京科学環境部) (毎日新聞)

エジプト東部シャルムエルシェイクで11月に開催された国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)は、多くの国の間に失望感が漂う中で閉幕した。地球温暖化の被害支援の基金設立という「歴史的」な合意の一方で、温室効果ガス排出削減で前進がなかったからだ。新興国や産油国の抵抗はすさまじく……