低下基調が続き景気後退懸念が高まる 2月15日に米国で1月の鉱工業生産が公表される。米国経済は連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な金融引き締めにより、景気後退懸念が高まっている。鉱工業生産のうち、製造業生産指数は実質国内総生産(GDP)との連動性が高いことから、景気動向を見極める上で注……
『患者が知らない開業医の本音』 松永正訓著 新潮新書 880円 (週刊エコノミスト)
『患者が知らない開業医の本音』 松永正訓著 新潮新書 880円 千葉大学付属病院で小児がんの治療・研究に携わってきた著者は、40歳の時に解離性脳動脈瘤(りゅう)を患い、思いがけず大学病院を辞めることになる。回復後、さまざまな苦労や努力の末に選んだ道が開業医。そこは大学病院とはまるで違う未知……
向こう2週間の材料 2月7~17日 (週刊エコノミスト)
2/7 火 家計調査(12月) 実質消費支出は、前回11月分で6カ月ぶり減。物価上昇率が高く、実質でマイナスに 毎月勤労統計調査速報(12月) 景気動向指数速報(12月) 米・貿易収支(12月) 米・消費者信用残高(12月) 2/8 水 国際収支(12月) 貸出・預金動向速報(1月) 景気ウオッチャー調査(1月)…
冷酷な浪人とうり二つの町人 仁左衛門が「一世一代」の二役 小玉祥子 (週刊エコノミスト)
片岡仁左衛門の藤田水右衛門(平成21年1月、松竹座)松竹提供 舞台 霊験亀山鉾 亀山の仇討 片岡仁左衛門が東京・歌舞伎座の「二月大歌舞伎」で、これが最後を意味する「一世一代」と銘打って「霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)亀山の仇討」に主演し、藤田水右衛門と八郎兵衛の二役を勤める。 「東海道……
TIS、基本給6%引き上げ 管理職にジョブ型導入 (日本経済新聞)
システム構築のTISは2023年度の基本給を平均で6%、最大で17%引き上げることを決めた。新入社員の初任給も引き上げ2024年3月期の人件費を前年度比で約30億円積み増す。人事評価制度も刷新し、管理職に「ジョブ型雇用」の考え方を取り入れる。システム業界では人材不足が続き、獲得競争が激化している。……
1月12~1月18日(ビジネス/新書) (週刊エコノミスト)
ビジネス 1 マッキンゼー CEOエクセレンス 一流経営者の要件 キャロリン・デュワー他2名著 早川書房 2970円 2 解像度を上げる 馬田隆明著 英治出版 2420円 3 物価とは何か 渡辺努著 講談社 2145円 4 キーエンス解剖 最強企業のメカニズム 西岡杏著 日経BP 1760円 5 限りある時間の使い方 オリバー・バ……
ヒッチコック「めまい」を換骨奪胎し大胆な話法で恋着と疑惑を描く 芝山幹郎 (週刊エコノミスト)
〓2022 CJ ENM Co.,Ltd.,MOHO FILM.ALL RIGHTS RESERVED 映画 別れる決心 パク・チャヌク監督の映画には、唐突な転調が多い。始まるときは助走を省くし、映画の中盤で新しい登場人物が突然登場することも珍しくない。 当然、観客はとまどう。前置きなしに、映画が急ハンドルを切るのだから、見ている光……
英国「ストの冬」に考えた社会を変える「突き上げ」の力 ブレイディみかこ (週刊エコノミスト)
×月×日 今年の英国の冬は「ストライキの冬」と呼ばれている。看護師、救急隊員などの医療従事者、教員、鉄道職員、バス運転手、郵便局職員などの、コロナ禍中に「キーワーカー」と呼ばれて称賛された人々が波状攻撃のようにストを打ち続けている。 ロックダウン中に地域社会を支えた人たちが、物価高……
英王子の暴露本に好意的な米国 冷泉彰彦 (週刊エコノミスト)
英国のチャールズ国王の次男で、ウィリアム皇太子の弟であり、王位継承順位5位であるヘンリー(ハリー)王子の著作『スペア』が発刊された。米国では1月10日にランダムハウスから発売されると、ただちにアマゾンの「最も売れた本」ランキングで1位となり、半月で2万1000を超えるレビューが付くなど大き……