冷たくて温かい記憶=点字毎日記者・佐木理人 (毎日新聞)

「私の顔を触っていいですよ」。大学生だった全盲の私は、そう言われて驚いた。大学の近くで1人暮らしを始めるために募ったサポートのボランティアに手を挙げてくれた上級生の女性の言葉だ。 とっさに頭をよぎったのは、弱視だった小学生の時に見たテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」の一場面。ハイ……

ソニー、ツートップで成長 グループ社長に十時氏 「リスクへの対応強化」 (毎日新聞)

社長交代が決まり記者会見で記念撮影する吉田憲一郎社長(左)と十時裕樹副社長=東京都港区で2日、猪飼健史撮影 ソニーグループは2日、十時裕樹副社長(58)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。社長交代は5年ぶり。十時氏は現職の最高財務責任者(CFO)を兼務する。吉田憲一郎会長兼社長(63……

日系84歳が死亡、強盗殺人で捜査 サンパウロ (毎日新聞)

南米ブラジルの警察によると、最大都市サンパウロで1月31日未明、日系人とみられる女性が自宅で倒れているのが見つかった。近所に住む家族から警察に通報があり、病院に搬送されたが死亡が確認された。在サンパウロ総領事館などによると、死亡したのは日系2世のオカムラ・ヤエコさん(84)。警察は強盗……

強権支配、長期化の恐れ ミャンマー国軍、総選挙先送り 非常事態宣言6カ月延長 (毎日新聞)

ミャンマー国軍は1日夜放送の国営テレビで、2021年2月1日のクーデター時に発令した非常事態宣言を6カ月延長すると発表した。民主派の武装勢力の抵抗で治安が悪化したことを理由に挙げた。ミンアウンフライン最高司令官が引き続き全権を掌握し、今年8月に実施されるとみられていた総選挙は先送りが確実……

物価「2%目標」、見直しは危険 日銀副総裁 (毎日新聞)

日銀の若田部昌澄副総裁は2日、静岡市で講演し、見直し論が出ている2%の物価安定目標について「目標を曖昧にすることは、金融政策が追求すべき目標を曖昧にし、政策の透明性や効果を損ないかねない危険性がある」と述べ、見直しに反対する姿勢を示した。 2%目標をめぐっては、民間有識者でつくる「令……

毎日みらい創造ラボが成果報告会 (毎日新聞)

毎日新聞社などで構成する「毎日みらい創造ラボ」は2日、第8期の起業家支援プログラムを受講した4チームの成果報告会「デモデー」を開催した。毎日新聞社の松木健社長ら審査員とデモデー視聴者が投票し、グランプリには、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用した温泉レコメンドサービス「温泉bot(……

米議長の訪台「正常なこと」 台湾議長 (毎日新聞)

台湾の游錫〓(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)が1日までに訪米を開始した。マッカーシー米下院議長が台湾訪問を計画中と報じられていることについて「米国の議長や議員の訪台はとても正常なことだ」と述べ、反発する中国をけん制した。ワシントンで1日、記者団に語った。 1月31日に台湾を出発し……

日航・ANA、最終黒字 回復鮮明に 22年4~12月期 (毎日新聞)

ANAホールディングスと日本航空の大手航空2社が2日発表した2022年4~12月期連結決算は、両社とも最終(当期)損益が黒字となった。各四半期の決算を含め、最終的な損益がそろって黒字となるのは通期の20年3月期以来で、新型コロナウイルス感染拡大後で初めて。JR各社も黒字転換が相次いでおり、コロナ……

ロシア五輪復帰 パリ組織委声明「IOCが決定」 (毎日新聞)

来年のパリ・オリンピックの組織委員会は1日、「パリ大会におけるロシアとベラルーシの選手に関し、参加資格は国際競技団体(IF)や国際オリンピック委員会(IOC)によって決定される」との声明を出し、議論を呼んでいる両国選手の出場可否についてIOCやIFの判断に従う姿勢を示した。 IOCはウクライナ……