AMDが2022年12月13日に発売したRadeon RX 7900 XTXについて、GPUのホットスポット温度が110℃に到達する問題について、AMDがこの問題について不具合だと認め、影響を受けている顧客に対して対応を検討していることが明らかになりました。
Radeon RX 7900 XTXのリファレンスモデルが最大110℃まで温度が上がる問題についてAMDは不具合を認める。影響を受けてるユーザーはAMDまたはAIBへ連絡を。
AMDのRadeon RX 7900 XTXの内、リファレンスモデルであるMade by AMDモデルにてGPUのホットスポット温度がGPUの最大許容値である110℃に到達してしまい、パフォーマンスに悪影響が出る問題について、AMDは一部ユーザーに対して「仕様です」と回答をしていたようですが、どうやら同様の問題を訴えるユーザーが比較的多く存在したようで、AMD側は調査を行い、結果不具合で有ることが認められたようです。
AMDはToms Hardwareに対して以下のコメントをしています。
We are aware that a limited number of users are experiencing unexpected thermal throttling on AMD Radeon RX 7900 XTX graphics cards (reference models made by AMD). Users experiencing unexpected thermal throttling of an AMD Radeon RX 7900 XTX should contact AMD Support,
日本語訳：AMDでは一部のRadeon RX 7900 XTXリファレンスモデル(Made by AMDモデル)にてサーマルスロットリングが発生する問題を認知しました。そのため、影響を受けているユーザーはAMDのサポートに連絡するようにお願いします。
AMDによると、GPUホットスポット温度が110℃にまで上がってしまう問題の原因はGPUとヒートスプレッダが均等に密着していないことと見ているようです。そのため、一部のユーザーからはサーマルグリスを塗り直すと症状が改善するという情報も寄せられているようですが、AMDとしては原因の詳細を調査しつつ、影響を受けているユーザーに対する対応方法について検討を行っているようです。
なお、AMDでは具体的にいつ対応をするかについては明らかにしていませんが、ゲーム時などにGPUホットスポット温度が110℃に達してしまうことを確認できているユーザーはAMDのサポートやAIB各社のサポートに連絡をし、AMDからの対応を待つことをおすすめします。
ちなみに、初期不良として返品や交換を購入店舗にて受け付けてもらえる場合もありますので影響を受けているユーザーは一度購入店舗への問い合わせもしてみると良いかもしれません。
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