もっと詳しく

<p>【米国市況】S&P500反落、年間では金融危機以来の大幅安-円上昇</p><p>【米国市況】S&P500反落、年間では金融危機以来の大幅安-円上昇</p><p>30日の米株式相場は反落。ここ約10年余りで最悪となった2022年の取引を終えた。S&P500種株価指数とハイテク銘柄中心のナスダック100指数は年間では2008年以来の大幅安。</p><p>米東部時間 16時54分 ナショナルオーストラリア銀行(NAB)のシニアFXストラテジスト、ロドリゴ・キャトリル氏は「日銀のイールドカーブ・コントロール政策の終了は時間の問題で、日銀はこの政策をいずれやめなくてはならないというのが当社の見解だ。これを一つの主因として、当社ではドル・円が2023年に120円に向かうとみている」と指摘。「日本の保険会社や海外投資家にとって、日本国内の利回りが一段と魅力的に見え始める中、想定される円資金のフローも円の支えになる可能性が高い」と述べた。     原油 ニューヨーク原油先物相場は大幅反発し、バレル当たり80ドル台を回復。投資家の関心は中国経済が2023年に持ち直す可能性に向けられている。 22年はロシアのウクライナ侵攻で世界の需給が一変し、原油価格は急騰。しかしインフレを抑え込むための金融引き締めが成長を抑制するとの懸念にくわえ、中国需要の先行き不透明感から、ピークの水準からは大きく下げて1年を終えた。 北海ブレント原油の年間レンジは64ドルと、2008年以来の大幅。週間ベースでは過去最大の値動きとなったこともあった。こうした変動の激しさから取引が手控えられて流動性が低下し、値動きは増幅した。 中国は現在、感染者急増への対応に追われ、世界的な流行再来への懸念は強まっている。ただ、いずれ中国での需要は復活するとの楽観的見方もある。 WTI先物の年間騰落 出所:NYMEX ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、前日比1.86ドル(2.4%)高の1バレル=80.26ドルで終了。年間では3.27ドル上昇。ロンドンICEの北海ブレント3月限は3.65ドル高の85.91ドルで終了した。年間では6.59ドル上昇した。 金 ニューヨーク金相場は小幅続伸。2022年は変動性の高い年だったが結局、年始水準近くで終えた。3月に過去最高値を付けた後は、積極的な米利上げを背景に7カ月連続で低迷し、ここ数週間ほどは米金融政策の緩和転換期待から値を戻しつつあった。 最近の金価格を支えたのは、インフレ抑制を示す米経済統計を理由に金融引き締めが減速するとの期待だった。中国が「ゼロコロナ」政策を急転換したことからドルが下げ、これも金の投資妙味を高めた。 金スポット価格 出所:ブルームバーグ 2023年の金価格は、米国の物価圧力が和らぐペースと経済の健全性が主な動因になるとみられる。 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比20セント(0.1%未満)高い1オンス=1826.20ドルで終了。年間では約1%の下落。 原題:</p>