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<p>ガーシー氏に74年ぶり招状 欠席続けば懲罰委に</p><p>ガーシー氏に74年ぶり招状 欠席続けば懲罰委に 浜田氏は尾辻氏から招状を受け取った後、記者団に「ガーシー氏が1週間以内に帰ってくることはない。懲罰委にかけられるだろう」と回答。</p><p>NHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員が昨年7月の当選後、国会に一度も登院していない問題をめぐり、尾辻秀久参院議長は30日、国会内に同党の浜田聡政調会長…</p><p>NHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員が昨年7月の当選後、国会に一度も登院していない問題をめぐり、尾辻秀久参院議長は30日、国会内に同党の浜田聡政調会長を呼び、ガーシー氏宛ての「招状」を渡した。参院議長が、議員の出席を促す招状を出すのは74年ぶり。7日以内に出席しなければ議長が懲罰委員会に付託し、懲罰の適否などが審査される。 尾辻氏が出した招状は、海外に滞在中のガーシー氏が今国会も登院していないことに関し「召集に正当な理由なく応じないと認める」と指摘し、国会法の規定に基づき、出席を求めた。国会法第124条によれば、議員は招状を受け取った日から7日以内に出席する必要がある。理由なく欠席すれば、議長は懲罰委に付す。 ガーシー氏の場合は、2月5日までが期限となる。ただ、7日以内に参院本会議か所属する総務委員会が開かれないときは、2月6日以降の最初に開かれる会議に出席する必要がある。 参院で議員に招状が出されたのは過去に1度だけだ。昭和24年の第5回国会で松平恒雄参院議長が、召集日の2月11日以来、登院しない橋上保、栗栖赳夫、西園寺公一、平野成子の各議員に対し招状を発出した。4議員はその後、休暇を願い出る「請暇書」を提出、理由は病気とした。議長が許可したため、懲罰委は開かれなかった。 浜田氏は尾辻氏から招状を受け取った後、記者団に「ガーシー氏が1週間以内に帰ってくることはない。懲罰委にかけられるだろう」と回答。その上で「これまで国会議員がやってこなかったことにチャレンジしている。参院は多様性を重視しても良いのではないか」と述べた。一方、与党の参院幹部はガーシー氏について「参院の品位を汚している」と突き放した。(児玉佳子)</p>