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<p>「サッカーの王様」ペレ氏が死去、82歳-ブラジル代表で活躍</p><p>「サッカーの王様」ペレ氏が死去、82歳-ブラジル代表で活躍</p><p>「サッカーの王様」と称され、ブラジルを3度のワールドカップ(W杯)優勝に導いたレジェンドで元同国代表のペレ氏(本名・エドソン・アランテス・ド・ナシメント)が死去した。82歳だった。</p><p>2021年に大腸がんの手術を受けていた同氏は、入院先のサンパウロ市内の病院で死去したとAP通信が29日に伝えた。ペレ氏のツイッター アカウント も死去を確認した。 芸術的なボール扱いとゴールを射止めるボールタッチ、スタイリッシュなプレースタイルで世界のサッカー界のドリームチームとの名声をブラジルが確立するのに貢献した。1958年に17歳で最初のW杯優勝を経験し、62年と70年のW杯でも頂点に立った。 1970年ワールドカップ決勝、メキシコ市で行われたイタリア戦で勝利を収めたペレ Photographer: Alessandro Sabattini/Getty Images 国際サッカー連盟(FIFA)によると、ペレ氏は15歳でプロデビューし、引退するまで1363試合に出場し、1281得点を記録した。 リオネル・メッシ、ディエゴ・マラドーナ(2020年に死去)両選手のように所属するクラブチームの注目度はなかったものの、ペレ氏は世界で最初のサッカー界のスーパースターとなった。約20年間ブラジルのサントスで活躍し、米ニューヨーク・コスモスに3シーズン在籍した。FIFAはペレ氏とマラドーナ氏を20世紀の最も偉大な選手に選出した。 1940年、ブラジル南東部ミナスジェライス州の小さな町に生まれた。最初の妻との間に子供3人、2番目の妻との間に双子がいる。2016年に3回目の結婚をした。 1970年のメキシコW杯で優勝し、「ジュール・リメ」トロフィーを高々と持ち上げるペレ氏 Source: ullstein bild/Getty Imags</p>