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京都・嵐山の「竹林の小径(こみち)」に、ノコギリをひく音が響きわたった。昨年暮れのある日の朝。伐採した竹を切りそろえて小径の両側に柵をつくり、てきぱきと隙間に細い竹の枝を差し込んでいく。やがて高さ1.5メートルほどの穂垣(ほがき)が姿を現した。 真竹を使って穂垣の枠組みを作る傷んだ箇…