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 1月24日、三重県の鈴鹿サーキットでスーパーGT GT500クラスに参戦する8台の車両が参加しメーカーテストが行われた。2日目となった1月25日は、24日夜から降り出した降雪のためキャンセルとなったが、このテストに参加したTGR TEAM WedsSport BANDOHの国本雄資と阪口晴南に、2023年に向けた意気込みを聞いた。

 TGR TEAM WedsSport BANDOHは2022年、第2戦富士から第4戦富士までの3戦連続ポールポジションをはじめ第6戦SUGOでもポールを奪うなど、年間8戦中4戦でポールを獲得してみせた。ただ、決勝では表彰台獲得はなく、7戦でポイント獲得を果たしたものの、ランキングでは11位となった。

 迎える2023年は、2016年からチームを支える国本が残留。チーム、そしてGT500で2年目を迎える阪口のコンビが継続される。明るい雰囲気のなか先輩・後輩関係も良好で、今季に向けた初テストとなった鈴鹿でのメーカーテストでも、良好な雰囲気のなかで走行をこなした。

 そんなふたりが見据えるのは、予選の速さをしっかりと残しつつ、決勝に繋げることだ。「チームメイトも変わらないですし、昨年良かったところを安定できるようにしていきたいです。もちろん昨年も予選を重視しながら戦っていたわけではないのですが、予選が良かった反面、悪いところも見えたシーズンでした」と国本は語る。

「今までボヤけていたところが見えてきましたし、昨年良かったところをさらに良い方向にもっていけるようにしたいですね」

 阪口も狙いは同様。「GT500は速いですね(笑)。もう予選に近いタイムですし」とひさびさのGT500ドライブに笑顔をみせつつ、「昨年一年間でGT500の戦い方を良く理解することができたと思っています。今年は結果にこだわって、自分たちの武器を活かして決勝で勝ちたいと思っています」と2年目の挑戦に闘志をみせた。

「僕たちの課題は明確なので、やれることをしっかり今からやっていきたいです」と阪口。

「昨年は、良かったシチュエーションがしっかりとあったと思うんです。その点はポジティブですし、次に繋がる武器だと思っています。そこから苦手なことを克服していけたら。すべて大きく変えるのではなく、武器を活かしながら苦手を補うようなスタイルで頑張っていきたいですね」

 若さと切れ味鋭いスピードはしっかりと2022年も見せつけた。これを“日曜日の結果”に結びつけられるかが、TGR TEAM WedsSport BANDOHにとってのオフの課題だろう。

2023年1月の鈴鹿メーカーテストで走行したWedsSport ADVAN GR Supra
2023年1月の鈴鹿メーカーテストで走行したWedsSport ADVAN GR Supra
2023年1月の鈴鹿メーカーテストで走行したWedsSport ADVAN GR Supra
2023年1月の鈴鹿メーカーテストで走行したWedsSport ADVAN GR Supra
2023年1月の鈴鹿メーカーテストで走行したWedsSport ADVAN GR Supra
2023年1月の鈴鹿メーカーテストで走行したWedsSport ADVAN GR Supra