NVIDIAではGeForce RTX 4000シリーズの最上位モデルとしてGeForce RTX 4090を発売していますが、更に上位モデルとして計画されていたRTX 4090 TiまたはTITANグラフィックスカードの実機写真が出現しました。
NVIDIA GeForce RTX 4090 TiまたはTITANの写真出現。自ら溶融する800WのGPUを搭載し、基板は縦置き厚さは4スロット
NVIDIAのGeForce RTX 4000シリーズに関しては、最上位モデルはRTX 4090となっていますがこの更に上を行くモデルとしてRTX 4090 TiまたはRTX TITANが発売される予定でしたがコストや実用性、安全性の問題からお蔵入りとなったと言われています。
しかし、今回このRTX 4090 TiまたはRTX TITAN(以下:RTX 4090 Ti)と見られるグラフィックカードの写真がGPU関連のリーク情報を扱うMEGAsizeGPU氏から出現しました。
4090Ti/Titan ada pic.twitter.com/ceiD89KL0o
— MEGAsizeGPU (@Zed__Wang) January 28, 2023
RTX 4090 Tiについては、18176基すべてのCUDAコアが有効化されたAD102 GPUが搭載し、24GbpsのGDDR6Xを48GB、12VHPWRの電源端子を2口搭載し、消費電力は800W程度とコンシューマー向けグラフィックスカードとは思えないような仕様で登場すると過去には噂されていました。しかし、800Wと言う消費電力からブレーカーが落ちたり、電源ユニットの故障や発煙、酷い時にはRTX 4090 Ti自体が溶損するという不具合に見舞われた事から発売はお蔵入りになったと言われています。
そんなお蔵入りのGeForce RTX 4090 Tiと見られる写真はバックプレート単品とバックプレート側から撮影がされたグラフィックカード本体写真の2枚が掲載されています。
特徴的な点としては、カード厚がFounders Editionとしては過去最大の4スロット構成になっている他、HDMIやDisplay Port端子が縦に並べられているなど今までに発売されたグラフィックカードとは一線を画す見た目になっています。
このHDMIやDisplay Port端子のレイアウトから、RTX 4090 Tiに関してはGPUなどを搭載した基板を縦に配置し、最大800Wにもなるグラフィックカードを空冷するために吹き抜け部分の面積を増やしエアフローを最大限確保するという設計になっていると見られています。
今回写真で出現したRTX 4090 Tiについては完成度は非常に高く、市販されてもおかしくないレベルに仕上がっていますが、上述の通り800WにもなるRTX 4090 Tiについては市販される可能性は限りなく低いと見られています。
ただ、GPUクーラーや基板デザインなどNVIDIAは多額の研究開発費をかけていることから、このデザインを採用しつつも、消費電力を若干引き下げた新RTX 4090 Tiなどを2023年末から2024年はじめにかけて発売する可能性はあるかもしれません。
NVIDIAのRTX 4090 Tiについては消費電力が最大800Wにもなりますが、NVIDIAの凄いところは消費電力が何Wになろうとも水冷は絶対に採用せず、空冷だけで対応しようとするところではないでしょうかね。基板を横置きから縦置きにすると空冷時の冷却能力を高める事は可能となりますが同時に新しい機構であるためコストが大きく跳ね上がりますので、仮にこのRTX 4090 Tiが発売されていても価格は50万円に迫っていたと言えそうです。
ちなみに写真を見る限り筐体の外装部分にサンドブラスト風の加工が既に入れられているなど市販出来るレベルにあるため個人的にはRTX 4090 Tiとして2023年末から2024年に登場する可能性はあると思います。ただ、消費電力や仕様に関しては当初のリークより下がる傾向にあるので、最大でも600W程度にまで抑えられるのではないかと思います。
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