日本には、少子高齢化による労働人口の減少、地方と都市部、大企業と中小企業におけるデジタル格差といった課題があります。その課題をチャンスに変え、可能性を最大限開花させるための鍵が、デジタルトランスフォーメーションです。実際に、デジタルを最大限活用することで 2030 年までに日本で生まれる経済価値は年間で最大 67 兆 7000 億円にものぼり、そのうち約 43% にあたる年間最大約 30 兆円を中小企業が生み出すと試算されています( *1 )。
また、デジタルトランスフォーメーションを推進するうえで欠かせないのが、デジタル人材の育成です。
Google は本日、キャリアアッププログラム「Google Career Certificates」を日本で開始しました。
本プログラムは、IT 分野でより専門性が高く需要のある職につくための、オンラインキャリアアッププログラムとして Google が独自に開発したもので、2018 年に米国他でスタートしました。実践的な知識と問題解決能力を身につけ、組織における即戦力となる人材を育成することを目的としており、合格基準を満たすと、Google から認定証を取得できます。実際に米国では受講者の 75% が「6 ヵ月以内に昇給や新しい仕事の機会を得た」など、キャリアにポジティブな影響を受けたという結果が出ています。
日本での第 1 弾は、企業側、受講者側双方のニーズが高い Google データアナリティクス プロフェッショナル認定証プログラムです。講義の視聴、テスト、実習を通して、初歩的なデータアナリスト業務に必要な、主要スキル(データクリーニング、分析、可視化)とツール(スプレッドシート、SQL、Rプログラミング、Tableau)の使い方を習得できます。学位や事前知識は不要です。いつでも開始でき、自分のペースで学ぶことができます。受講時間は平均 180 時間以上で、プログラム終了までの目安は、週 10 時間受講した場合、約 6 ヶ月間です。受講料は月額 39 ドルで、Coursera 上で、本日より受講可能です。プログラムの詳細はこちらからご覧ください。
Google は 2019 年から、Grow with Google を通して、デジタルスキルトレーニングプログラムを幅広く提供し、一人でも多くの方が新たなスキルを身につけ、組織や個人のキャリアの成長に役立ててもらうことを目指しています。リスキリングへの意識や機運が高まっている昨今、2022 年 6 月には主幹事として、「日本リスキリングコンソーシアム」を発足し、総務省、経済産業省、デジタル庁の協力のもと、約 70 のパートナーとともにさまざまなリスキリングプログラムを提供しています。
今回、日本リスキリングコンソーシアムを通じて 2022 年 12 月 26 日までに、本プログラムの受講をご登録いただくと、先着 6,000 名は無料で受講いただけます。
一人ひとりのスキルを高めることは、個人のキャリアアップや成長だけでなく、未来への投資、ひいては日本の成長にもつながります。Google は、日本全国のあらゆる方がリスキリングや新たな学びを通してその可能性を最大限発揮することをサポートしていきます。
出典
1: Alphabeta 社の Economic Impact Report より
Posted by Grow with Google チーム