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<p>野生のカラスと仲良くなる方法を実践した結果とは?</p><p>野生のカラスと仲良くなる方法を実践した結果とは?</p><p>カラスは非常に賢い鳥であることが知られており、バラバラのパーツを集めて道具を作り出せることや霊長類よりも早く大人並の認知能力を獲得する能力があるとされています。そんなカラスと仲良くなろうとしたワシントン大学の生物学教授であるカール・バーグストーム氏が、その方法について自身のマストドンで解説しています。</p><p>カラスと仲良くなる方法についてバーグストーム氏は、エサを与えることを推奨しています。バーグストーム氏によると、雑食性のカラスは基本的に何でも食べますが、中でも殻付きピーナッツを好むとのこと。 定期的にエサを与えていると、次第にカラスはバーグストーム氏を認識するようになり、顔や足取り、車のエンジン音で判別できるようになるそう。バーグストーム氏は「雨の中、新しいジャケットを着てフードをかぶっていた場合でも、カラスは自分を判別しました」と述べています。また、新型コロナウイルスの流行によって1年間カラスとの接触がなかった場合でも、カラスはバーグストーム氏を覚えていました。 バーグストーム氏は、動物のしつけにおける一般的な原則として、カラスには毎回エサを与えることを推奨しています。また、バーグストーム氏はカラスとの接触の際には敬意を持って接することを心掛け、カラスにあいさつするなどの声かけを行っているとのこと。一方で、「カラスへの声かけが役に立つかどうかは分かりません」と述べています。 そんなバーグストーム氏のカラスと仲良くなる方法を実践したHacker Newsの「wpietri」というユーザーは、1年半ほどかけて数羽のカラスと仲良くなることに成功したとのこと。 wpietri氏は、無塩ピーナツをカラスに与えながら話しかけました。しかし当初はカラスに警戒され、近づいてはこなかったそうですが、数カ月間続けた結果、カラスは警戒しながらも近づいてくるようになりました。 さらに半年ほどエサを与え続けた結果、wpietri氏はに対する警戒心が多少薄れ、自宅の裏庭に姿を見せるようになったとのこと。wpietri氏もバーグストーム氏と同様、カラスに対して敬意を持って接し、口調や身ぶり手ぶり、立ち振る舞いを和らげることを心掛けたそうです。 すると、カラスの中の1匹はwpietri氏の手から直接チキンの骨などを取っていくようになりました。wpietri氏が「ジョージ」と呼ぶこのカラスは、エサを食べたあと、wpietri氏の近くで座るようになったとのこと。 wpietri氏は「私はカラスとお互いに見つめ合いながら、相手が何をしようとしているのか、正確に理解しようとしています」と述べる一方で、「人間とカラスではお互いを完全に理解することはできません」と述べています。 この記事のタイトルとURLをコピーする</p>