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<p>むしろ素人のほうが「マニアックな売り場」を作れる…国文科卒の書店員が神保町に'数学の聖地'を築くまで 5000冊の数学書が揃う「書泉グランデ」の秘密</p><p>むしろ素人のほうが「マニアックな売り場」を作れる…国文科卒の書店員が神保町に'数学の聖地'を築くまで 5000冊の数学書が揃う「書泉グランデ」の秘密</p><p>数学愛好家が「聖地」と呼ぶ書店が東京・神保町にある。コーナーを担当する書店員の布川路子さんは、短大の国文科卒で、配属されるまで数学には縁がなかった。なぜ「聖地」を築きあげることができたのか。ノンフィクションライターの神田憲行さんが取材した――。</p><p>担当になった時には全くの素人だった ここ10年ほどの間、「数学ブーム」だといわれて久しい。複数の大人向けの数学塾が開校したり、大がかりな数学イベントも開催されたりした。その動向はNHK番組「クローズアップ現代」でも特集されている。 書籍でもタイトルに「文系でもわかる」「大人の学び直し」とついた数学書が書店に並び、数学をテーマにした漫画の刊行も相次ぐ。そんな「数学愛好者」「数学好き」たちから「聖地」と呼ばれるのが、東京・神田神保町にある「書泉グランデ」だ。4階の数学書コーナーを担当する書店員の 布川路子</p>