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本家より納得できそう!? ベストカーが選ぶクルマ界「今年の流行語大賞」は?

 2022年も数々の言葉がテレビやネットを賑わせてきた。ベストカーでも2022年にクルマ関係で話題となったワードの中から、自動車評論家 片岡英明氏が選出した「流行語大賞」を発表してみたい!!!

●2022年「クルマ界 流行語大賞」ノミネート
・水素エンジン
・バイオディーゼル燃料
・バッテリーEV
・半導体不足
・納期遅れ
・中古車高騰
・車中泊
・コネクトサービス
・サブスクサービス
・オールシーズンタイヤ
・eAxle
・おうち充電
・クーペSUV
・CANインベーダー
・排ガス不正
・フォーミュラE

※本稿は2022年11月のものです
文/片岡英明、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年12月26日号

■2022年のクルマ界「流行語大賞」は……?

コロナ禍により半導体供給量が減ったが、逆に巣ごもり需要で電化製品の製造は増加。半導体供給先として優先度が低かった自動車業界が大きな影響を受けて納期遅れに繋がった

 2022年のクルマ流行語大賞には「納期遅れ」を選出。

 コロナ禍が長引き、半導体不足が重なった。中国のロックダウンやウクライナ戦争は、部品の供給不足と輸送力の低下を招いている。多くの障害が複雑に絡み合い、新車の生産が滞り、納期が見通せなくなってしまった。

 社会は不安定になり、多くの分野にしわ寄せが出ている。納車遅れも社会問題になった。2019年までは数週間待てば納車されたが、今は多くのクルマが半年前後かかってしまう。

 レクサスLXやカローラクロス、アリアなどの人気車、注目車になると、納車の見通しさえ立っていない。

 当然、オーダーストップするクルマも増えてきた。そのため中古車価格が一気に高騰してきている。部品などの供給体制が整い、短期のうちに納車できる日が早く来てほしいと願うばかりだ。

 敢闘賞「車中泊」である。アウトドアレジャーがブームとなっていたが、コロナ禍によって人との接触を嫌う人が多くなり、ソロキャンプする人が増えてきた。

 24時間無料で利用できる道の駅や設備の整ったオートキャンプ場が増えたこともあり、クルマの中で寝泊まりする車中泊も流行っている。ガイドブックまで刊行され、大人気だ。

 技能賞はEVやハイブリッド車の台頭で注目されている「eAxle」とした。これはEVの心臓部とも言える電動駆動パワートレーンのことである。電気モーター、インバーター、トランスアクスルを一体化した駆動ユニットを指し、今や競争は熾烈だ(関連記事もぜひ参照いただきたい!)。

 惜しかったで賞「サブスク」サービス。一定期間だけ利用することができる権利に料金を請求するものだが、所有することに慣れたクルマの世界で浸透するのはもう少し先か!?


【番外コラム】「復活」も今年の流行語でした

写真の三菱 ミニキャブMiEVやシビックタイプRなども復活を果たした
モータースポーツではラリージャパン、F1日本グランプリも復活
モータースポーツではラリージャパン、F1日本グランプリも復活

 景気低迷や新型コロナが一段落し、多くの分野で復活劇が見られるようになった。

 モータースポーツの世界ではF1の日本グランプリが復活し、WRCのラリー・ジャパンも3年ぶりに開催されている。

 また、走りの楽しさにこだわる人のためにシビックタイプRが、軽商用EVの三菱ミニキャブMiEVも復活した。

【画像ギャラリー】大賞以外の3賞はこちら!! ベストカーが選ぶ2022年クルマ界流行語大賞(3枚)画像ギャラリー

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