<p>WHO緊急委、新型コロナ緊急事態宣言終了巡り協議</p><p>WHO緊急委、新型コロナ緊急事態宣言終了巡り協議 今回の緊急委では、専門家らが宣言の終了条件を議論。緊急委の勧告を受け、WHOのテドロス事務局長が宣言の終了について判断する見通し。</p><p>【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO、本部・ジュネーブ)は27日、新型コロナウイルスに関する緊急委員会を開催し、最高度の警戒を呼び掛ける「国際的に懸念さ…</p><p>【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO、本部・ジュネーブ)は27日、新型コロナウイルスに関する緊急委員会を開催し、最高度の警戒を呼び掛ける「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の終了条件について協議する。 WHOは2020年1月30日に緊急委を開き、「緊急事態」を宣言した。宣言は感染症などが他国に保健上の危険をもたらし、国際的な対策の調整が必要と判断された際に出される。宣言に法的強制力はないが、各国に空港などでの検疫強化や医療機関での検査態勢の整備といった対策を促す。国際社会に危機的状況を知らせる効果も期待される。 今回の緊急委では、専門家らが宣言の終了条件を議論。緊急委の勧告を受け、WHOのテドロス事務局長が宣言の終了について判断する見通し。 新型コロナをめぐっては、中国政府が「ゼロコロナ」政策を唐突に撤回したのを受け、中国各地で感染が爆発的に広がり、死者も急増している。テドロス氏は24日の記者会見で、「死者数が増加している状況を非常に懸念している」と緊急事態宣言の終了に慎重な姿勢を示した。 特集・連載:</p>