まさに瞬殺……!!　500台限定が即日完売の「レヴォーグSTIスポーツ♯」はもう買えない！

　2023年1月26日から受注開始が始まったSTIコンプリートカーのレヴォーグSTI Sport ♯。5月12日まで受注を全国のスバル販売店で受け付ける予定だったが、すでに受注初日に完売したという。もう買えないなんて……！

文／ベストカーWeb編集部、写真／ベストカーWeb編集部、スバル

■576万円の500台限定「♯」が受注初日に完売！

東京オートサロンで初公開されたレヴォーグSTI Sport ♯。右にいるのは開発担当のSTI開発副本部長の高津益夫氏

　まさに瞬殺、いや秒殺というほかない。2023年の東京オートサロンで初公開されたSTIのコンプリートカー、レヴォーグSTI Sport ♯だが、受注が始まった初日にしてあっという間に完売してしまったのだ。

　スバル販売店関係者によれば、「すでに昨年発表があった時点でウチの販売店でもかなりの注文をいただいていました。で、1月26日は朝8時から店舗内で注文を送る手はずになっていたので、10分前から店舗内の自分のPCの前でスタンバイしていたのですが、全国で800以上ものオーダーが入っていたようです。なので、注文しても買えなかったユーザーさんが出てしまうのは何とも申し訳なく思っています……」

　500台限定というのは確かに少ない台数だったのかもしれないが、即日完売はかつての初代インプレッサ22B STiバージョンを彷彿とさせる。そもそも、その内容はどんなものだったのか？

■さまざまなSTI製パーツや19インチBBSアルミなどを装備

スーパーブラックハイラスター塗装を施した19インチBBS鍛造アルミホイールが目を引く

　現行型レヴォーグに追加された2.4Lターボ車のトップグレード、STI Sport R EXをベースに操安性の向上と上質な乗り味を追求したモデルで、500台限定。価格は576万4000円と設定され、ベース車の「STI Sport R EX」（482万9000円）からは約100万円近い価格アップとなっていた。

　しかし、価格アップ以上の装備がこの「♯」には奢られており、エクステリアではフロントグリルやドアミラー、インテリアではウルトラスエードを使用したRECAROシートやルーフトリムなどを精悍なブラックで統一。余裕と落ち着きを感じさせる静かな佇まいと、上質な車内空間を実現している。

　また、足回りにはスーパーブラックハイラスター塗装を施した19インチBBS鍛造アルミホイールと、ミシュラン製ハイパフォーマンスタイヤを採用。新開発のSTI製フレキシブルドロータワーバーを採用し、STI製フレキシブルドロースティフナー、スバルパフォーマンストランスミッションオイルクーラーなども搭載することで、パフォーマンスワゴンとしての資質と品格を丹念に磨き上げているのが特徴だ。

　スバルでは2023年1月26日～5月12日の期間中に全国のSUBARU販売店で注文を受け付けるとしていたが、前述のようにすでに完売しているため、買うことはできない。ボディカラーはセラミックホワイト、クリスタルブラック・シリカ、WRブルー・パールと3万3000円高となる有料色のオフショアブルー・メタリックの計4色が用意されていた。

　ちなみに2020年7月に先代WRX S4で500台限定販売された「STI Sport ♯」が第1弾。今回のレヴォーグSTI Sport ♯は第2弾モデルとなり、ここまで好評だったことから第3弾モデルの設定も大きく期待できそうだ。

　現時点でそのモデルに選ばれる可能性が高そうなのは、現行型WRX S4だが、果たしてどうか。もし今後出た場合にはやはり即完売になるのは確実で、欲しいユーザーは今から購入資金を用意しておくのがベターかもしれない。

【レヴォーグSTI Sport♯の主な装備】

■エクステリア

・　フロントグリル（漆黒メッキ加飾付、ダークグレーシリカ塗装）

・　フロントバンパー（スカート部：ブラック塗装）

・　ドアミラーカバー（クリスタルブラック・シリカ塗装）

・　シャークフィンルーフアンテナ（クリスタルブラック・シリカ塗装）

・　STIエンブレム　フロント&リア（エッジ部：ラスターブラック塗装）

・　LEVORGリアオーナメント（ラスターブラック塗装）

・　SYMMETRICAL AWDリアオーナメント（ラスターブラック塗装）

■インテリア