「安全地帯」が37年ぶりの紅白出場──本番8日前のサプライズ発表にファンは沸き、当日は出場者中5位タイの視聴率を記録した。ところがその裏では、玉置浩二(64才)が激怒するというトラブルが起こっていたという。
「紅白にはもう二度と出ない」──2022年の大晦日、NHKホール(東京・渋谷区)で開催された『第73回NHK紅白歌合戦』から約1か月。周囲にこう漏らしている出場者がいるという。
今回の紅白といえば、28年ぶりの篠原涼子(49才)、24年ぶりの工藤静香(52才)など、久方ぶりの出場者のパフォーマンスに期待が高まった。
なかでも、ひときわ注目を集めたのが、1985年以来実に37年ぶりとなる出場を果たした「安全地帯」だ。「特別企画」で『I Love Youからはじめよう』を演奏すると発表があったのは、12月23日のことだった。
「その日は、奇しくもドラマーの田中裕二さん(享年65)が、2019年からの闘病の末に亡くなったと公表された日でもあり、より一層注目度は増しました」(テレビ局関係者)
迎えた紅白当日。司会の大泉洋(49才)が「今夜、安全地帯が37年ぶりの紅白でスペシャルステージを届けてくれます」と紹介すると、NHKのスタジオにいる玉置浩二が映し出された。まずは、玉置がソロで『メロディー』を歌い上げる。その後、スタジオの向かい側にいる安全地帯のメンバーのもとに駆け寄り、『I Love Youからはじめよう』を熱唱。歌い終えた瞬間には、大泉が「ありがとう、安全地帯!!」と絶叫し、彼らの37年ぶりの紅白の舞台は幕を閉じた。
彼らが登場した場面の瞬間視聴率は、全アーティスト中5位タイの36.3%を記録するなど、大きなインパクトを残した。しかし、当の玉置は手応えを感じているどころか、怒り心頭だという。
「紅白で使用された映像をめぐって、玉置さんとNHKサイドの間にトラブルが勃発したと聞いています。玉置さんの怒りは相当で、『紅白にもNHKにも二度と出ない!』とまで言っているとか。妻の青田典子さん(55才)は『お願いだからそんなこと言わないで』と頭を抱えているようです」(NHK関係者)
笑顔の出演シーンの裏で、一体何があったのか──。
12月上旬、NHKのスタジオに玉置と安全地帯のメンバーが姿を見せた。
「久しぶりの歌の収録に、現場の雰囲気も盛り上がっていました。ただ、この収録が後に玉置さんを激怒させることになってしまったようです。
というのも、当日の収録スタジオの掲示板には『SONGSスペシャル』と明記され、NHK側からの説明も『紅白でも映像を使うかもしれない』という曖昧なものだった。通常の出演枠ではなく、特別企画枠という扱いだったことも後から知らされ、玉置さんは“話が違う”“聞いていない”ということになってしまったようです」(音楽関係者)
話を整理していこう。
実際、『SONGS』では玉置&安全地帯の特集が組まれ、昨年12月22日に放送されている。
「ただし、そこで放送されたのはインタビューと過去の歌唱シーンで、12月に収録した感動的な歌の場面はありませんでした。その場面は22日には使わず『紅白』本番に流したのです。
NHKサイドが黙ってそのようなことをすることは考えられないので、何かしらの“連絡ミス”があったようです」(前出・音楽関係者)
引用元: ・【音楽】玉置浩二、紅白での安全地帯の映像使用をめぐって激怒「紅白にもNHKにも二度と出ない!」 [Ailuropoda melanoleuca★]
「本番はだいじょうぶですよね?」
当初、安全地帯の紅白出場は、特別企画枠の「桑田佳祐 feat. 佐野元春,世良公則,Char,野口五郎」、「THE LAST ROCKSTARS」と合わせて12月19日に発表される予定だったが、こうしたトラブルもあり、数日遅れて12月23日に発表となったという。
「玉置さんは怒り心頭で、NHKサイドとの話し合いは紛糾。そのせいで発表が遅くなったようです。その間を取り持ったのが青田さんでした。彼女は玉置さんの怒りを収めつつ、粘り強く立ち回ったそうで、“気絶する寸前ですよ”と泣きそうな顔で話していたとか」(芸能関係者)
別の音楽関係者は、「玉置さんの“癖”を見越した苦肉の策だったのでは?」と分析する。
昨年の紅白はNHKホールで3年ぶりの有観客で、NHKとしては「原点回帰」の思いがあったという。これまで「生演奏・生歌・生放送」の“3生”にこだわってきた紅白は、特別企画も極力“生”を求めていたはずだ。
「桑田佳祐さんのバンドは事前に収録だと明かされていましたが、安全地帯は収録とも生演奏ともアナウンスされていませんでした。彼らの紅白内定をいち早く報じたスポーツ紙は“今回は生演奏が期待される”と書いていたから、ギリギリまで安全地帯の生演奏を検討していた可能性があります。少なくとも玉置さんの頭の中にはあったのではないでしょうか。
しかし、玉置さんは遅刻やドタキャンの常習犯。1996年にソロで紅白に初出場した際は、リハーサルに大幅に遅刻。本番当日もギリギリまで来るかどうかわからなかったとか。
苦い記憶があるNHKとしては、生演奏を念頭に置きつつも収録という保険を掛けていたのではないか。そして結果として、生演奏を断念した……ということなのではないでしょうか」(前出・別の音楽関係者)
こんな“事件”もあった。2010年の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で、玉置は楽曲提供をしたTOKIOとコラボする予定だった。ところが、リハーサルに現れず。当時を振り返った『TV LIFE』(2010年12月15日)の連載には、番組プロデューサーの貴重な証言が残されている。
《通しリハーサル直前に安全地帯のスタッフが「リハは不参加でお願いします」と謝りに来て、わたしが普通に「本番はだいじょぶですよね?」と訊いたらば、「頑張ります……」との返事。「だいじょぶです!」じゃないのに驚いたけど、でもまさか本当に来ないとは思わなかったから、リハ中もMC席で「五分五分かなぁ?」とか半分笑い話になってました》
結局、玉置が「来ない」と判明したのは生放送35分前。その際は当時TOKIOのボーカルだった長瀬智也(44才)が演奏中に「玉置さん! まだ間に合います!」と叫んで笑いを取るなど機転を利かせ、玉置不在のままステージを成功させた。
生演奏と収録のどちらもギリギリまで検討した結果が、玉置とのトラブルを生んだのだろうか。
NHKに本件について確認したところ「制作の詳しい過程についてはお答えしておりませんが、紅白歌合戦でのすべてのパフォーマンスは、出演者との合意のうえで放送しております」と回答があった。
玉置の所属レーベルにも問い合わせたが、締め切りまでに回答はなかった。
昨年の大晦日、安全地帯の演奏が人々の心を打ったことは確か。これに懲りず、いつか紅白で玉置の生歌を響かせてほしい。
※女性セブン2023年2月9日号
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