MicrosoftのWindowsに搭載されている『エクスプローラー』については直近ではWindows 8これ以降には大きな変更は行われていませんが、Microsoftではエクスプローラーについてデザインや機能などを刷新した新しいエクスプローラーを2023年末までに導入する可能性があるようです。
Windowsのファイルエクスプローラーが11年ぶりの更新へ。Microsoft 365への統合やMac OSXの様な機能などを追加予定
MicrosoftのWindows 11に搭載されているファイルエクスプローラーは2012年に発売されたWindows 8で大幅な刷新が行われてはいますが、これ以降はビジュアル面の変更は加えられているものの、大規模な変更は行われていません。
そのため、Microsoft は現在、Windows 11 のファイル エクスプローラーの大幅な更新に取り組んでおり、OneDrive や Microsoft 365との統合や最新のデザイン、新機能の追加などエクスプローラーの根幹に関わる部分の更新を計画しているようです。
Exclusive: This is Microsoft’s new modern File Explorer overhaul for Windows 11 | Windows Central
Windows Centralが入手したMicrosoft内部で作成されたモックアップによると、エクスクローラーのヘッダー部分はファイルディレクトリボックス(アドレスを示す部分)や検索ボックス、「ホーム」ボタンを備えたデザインに再設計が行われています。また、今までヘッダー内に存在していた「新規」、「コピー」、「貼り付け」ボタンなどはヘッダーの下に移動がされています。
エクスプローラーのホームページ自体も大幅に更新されており、Microsoft 365やOneDriveとの統合が強化されます。そのため、上部には『おすすめ』ファイルのフィードが表示され、直近で編集したファイルや最近よく触るファイルなどは大きなサムネイルが表示されるようになります。この画面のデザイン自体はOneDriveやSharePointの画面に非常に似た設計になるようです。
左側のサイドバーは基本設計は同じですが、デザインはハイライト部は角が丸められるなどWindows 11から徐々に導入されて行っているデザインテーマが採用されています。
各ファイルの詳細情報を示す、詳細ウィンドウがエクスプローラーの中で最も大きな変更が加えられている箇所になっており、Microsoft 365との統合により電子メールのスレッドや複数の同僚間でクラウド経由で共有されたファイルや電子メールで添付されたファイルのコメントを確認できるようになります。 この情報は、共有されているファイルまたは詳細ペインを介して一目で確認できます。
これらはオフィス用途を主眼に置いた機能ですが、プライベートでの使用においては『ギャラリー』と呼ばれる写真表示などを主眼に置いた機能が追加されるようで、ユーザーが保存した写真を一か所に集め、マウスオーバーで大きなプレビュー表示等が可能になるようです。また、エクスプローラー全体にMac OSXなどで搭載されている『タグ付け』機能も追加予定のようです。
MicrosoftのエクスプローラーについてはWindows 8で更新されて以来、10年以上も基本的なデザインは変更されていませんが、Microsoftでは新しいファイルエクスプローラーをユーザーにとって使い慣れたものにしつつ、一貫したデザインと最新機能を加えたモノにすることを目標に取り組んでいるとの事です。
Microsoftではこの新しいエクスプローラーを2023年末までに提供予定で、最も現実的な導入は23H2リリースで行われると見られています。
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