ポルシェ・ブランド・アンバサダーのマーク・ウェバー氏、ジュニアドライバーのアダム・スマリー選手とそれぞれサーキットを疾走!
2021年全米オープンテニス・女子シングルス優勝者であるエマ・ラドゥカヌ選手は、サーブのスピードが平均的に100mphを超えるため、パワー、スピード、敏捷性には”慣れているほう”だといえるだろう。グランドスラム優勝者であり、イギリスNo.1選手である彼女は、最近アスレチックトレーニングのスケジュールの合間を縫って、イギリス・ロンドンの南東にあるブランズハッチで時速198マイルのポルシェ・911 GT3のハンドルを握り、別の情熱を追求したという。
この20歳のイギリス人女性にとって、ブランズハッチでの一日はポルシェ ブランドアンバサダーとしてのドライビングプログラムの次のステップとなるものだった。彼女はこの夏、ポルシェ・エクスペリエンス・センター・シルバーストーンで、元耐久レース世界チャンピオンでポルシェ・ブランド・アンバサダーのマーク・ウェバー氏とともに最初のレッスンを受けた。そしてポルシェはは彼女を地元のサーキットに招待し、WTAツアーからサーキットへと舞台を移してもらったのだ。
【写真7枚】エマ・ラドゥカヌがブランズ・ハッチ サーキットで911 GT3をドライブ!
エマは今シーズン、ブランズハッチにある「ポルシェ カレラカップGB」を2度訪れ、ドライバーに会い、単一ブランド選手権の911 GT3 Cupレースカーを間近に見てきた。若い頃はカートレースやモトクロスに出場していたエマは、今回初めて1.2マイルのインディサーキットを走り、モータースポーツへの関心を高めたという。
「ブランズハッチは私の地元のサーキットなので、幼い頃は父と一緒に何度も訪れ、特にポルシェのレース観戦を楽しんでいました」とエマは語る。「今年の初めに開催されたカレラカップGBの舞台裏を見ることができましたが、その際もグランドスタンドからレースを見ただけでした。だから今日、サーキットを高速で周回するのはエキサイティングだったし、911 GT3を試せたのは本当に嬉しかった」と語った。
エマの”ダブルス”のパートナーは、ポルシェ カレラカップGBジュニアドライバーのアダム・スマリー選手だった。911 GT3カップを運転して優勝した経験を持つアダムは、エマをケント州のサーキットに案内したあと、シートを交換して高速のデモラップを走らせた。「911 GT3のドライビングはとても楽しく、チャンピオンドライバーのスキルを高めるためのテストや練習について多くを学びました」と、終了後にエマは語った。「観客としての思い出に加え、今度は自分で運転できるなんて素晴らしいことです。私は、フェンスのこちら側にいる方がずっと好きですけどね」と。
「ブランズハッチは、初見ではかなり難しいサーキットです」とアダムはコメント。「しかし、エマはすぐに理想的なラインとサーキットでのドライビングテクニックを習得しました。どのポルシェもサーキットでは力強い加速、正確なステアリング、パワフルなブレーキが生きてきますが、特に911はサーキットのために育てられたようなものです。コーナーでマシンを押し出すのに役立つリアエンジンのデザインにもそれを感じることができます」
「ポルシェ・エクスペリエンス・センター・シルバーストンを訪れた私にとって、ブランズハッチでのドライビングは今年のハイライトのひとつです。アダムや夏のマークのようなドライバーに会い、彼らの人間的なパフォーマンスや準備が、テニスコートの私に対してどのようにトラックに適応しているかを学ぶのは興味深いことでした」と、エマは述べた。エマは、ブランズハッチから中東と東南アジアに飛び、2023年1月16日(月)から同29日(日)までメルボルンで開催されるオーストラリア・オープンに向けて、テニスとフィットネスのトレーニングを続けている。
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