アンタッチャブルとサンドウィッチマンがMCを務める『証言者バラエティ アンタウォッチマン!』。
1月24日(火)の同番組では、2週連続企画「今田耕司スペシャル」の前編が放送された。
今から30年以上前、関西と関東のお笑いには大きな壁があった。そんな生きるか死ぬかの“お笑い戦国時代”を勝ち抜いたのが、人気芸人・今田耕司だ。
2023年で芸歴37年を迎える彼だが、『M-1グランプリ』をはじめ数々の番組で司会を務めるなど、今もなお第一線で活躍し続けている。
そんな今田はいったい何者なのか?
◆「生き残らないと…」必死に戦った下積み時代
今田は32年前、伝説のコント番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ)のメンバーとして東京進出をはたし、勝負に挑んでいた。
駆け出し時代の今田について、“Wコウジ”として数々の番組で共演してきた盟友・東野幸治は「ダウンタウンさんのもとでやっていたから、失敗することは許されない。いろんな気負いとかプレッシャーがあった」と証言する。
なんでも、無名芸人だった今田は番組スタッフの「なんなんコイツら…」という空気を感じていたそう。そんな逆風に打ち勝つため、『ダウンタウンのごっつええ感じ』の収録時には「今日もウケますようにと、股間に『笑』って書いていた」と衝撃のエピソードを告白する。
今田は「ハネないと出演する芸人が減っていく。出番がなくなったり、大阪に戻ったり、すごくふるいにかけられていた」と当時を回顧。下積み時代は「生き残らないと…」という思いで必死に戦っていたと話す。
その他、戦友・東野からは兄と慕う今田への想いなど、「普段こんなこと言わない」と今田も驚く証言も語られる。
◆名司会者・今田耕司の“仕事論”
苦しい下積み時代を乗り越えた今田は、現在では司会者として活躍。
出演するレギュラー番組は、お笑いはもちろん、まじめなトークや子ども向け番組まで多種多様。定期的な特番も含めると、その数はなんと16本以上にものぼる。
彼がこれほど多くの番組でMCを引き受けるには、ある大先輩の言葉があった。
その大先輩とは、伊東四朗。今田は、かつて伊東と番組で共演したときに「仕事を断らない」スタンスを学んだという。
その理由を伊東から聞いた今田は「腑に落ちた」と話す。はたして、伊東の仕事を断らない理由とは…?
そして、その考えをきっかけとした自身の“仕事論”も明かす。
また、今田といえばこれまで16回連続で『M-1グランプリ』で司会を担当している。
長年、司会者として見届けてきた今田が「独特の緊張感がある」と語る『M-1』。
以前、舞台裏は「ピリピリの空気感」が漂っていたが、最近は「(芸人たちが)楽屋でしゃべっていて、ネタ合わせをし出したらなんとなく話しかけるのをやめるくらいで…。そんなにピリピリしていない」と変化しているとか。
さらに、今田が「最近のレベルはすごい。出演者も増えたし、仕上がっている芸人がめちゃくちゃいる。今、本当に大変だと思う」と“M-1戦士”たちの苦悩を代弁すると、サンド&アンタも「早めに『M-1』を獲れてよかったなぁ」と共感していた。
このほか、今年で57歳の今田が恋愛事情についてもトークを展開。「ケツに火がついている!」と結婚に意欲的な今田が過去に経験した“苦しい失恋”とは?