世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。
1月20日(金)の放送では、アメリカ・コネチカット州にあるミスティックを紹介した。
アメリカの東海岸にある「ミスティックシーポートミュージアム」は、歴史ある船を500隻もコレクションしている。
この博物館の大きな特徴は、木造船の造船所が併設されていること。
18人の船大工が伝統の技法を駆使し、古い木造船を修理。それぞれ水に浮く状態にまで戻すのが目標だという。
「手間はかかるが、それが船への愛の仕事なのです」
そう話すのは、船大工のひとり、ジェイミー・カーシュナ―さん。1908年建造の遊覧船をメンテナンスしていた。
彼らが大切にしているのは、一艘一艘が秘める“物語”。
1841年建造のモーガン号は、世界最古の木造捕鯨船だ。
代々の船主がみな幸せになったことから、「幸運の船」と呼ばれている。
船大工の手厚い修復を受け、美しく蘇った。
なお、次回1月27日(金)放送の『港時間』は、オーストラリアのフリーマントルハーバーを特集。ここで海を守る“シーレスキュー”を紹介する。