NVIDIAのGeForce RTX 3050は2022年1月5日に登場したエントリーモデルとして初めてレイトレーシングに対応グラフィックスカードとなっていますが、一部モデルでで発売当初より省エネなGPUに変更がされるようです。
GeForce RTX 3050のGPUがGA106からGA107へ変更。消費電力は最大15W低減
NVIDIAのGeForce RTX 3050は2022年1月5日に発売が開始されたエントリー向けモデルで、GPUにはRTX 3060で採用されている最大3840コアを搭載するGA106 GPUの中で2560コアのみ有効化して搭載され、メモリーにはGDDR6を8GB搭載しています。
消費電力としては合計で130Wを消費し、電源には8pinを1口搭載する構成が標準となっていました。
そんなRTX 3050ですが、MSIのサイトに掲載された情報によるとRTX 3050の新モデルの投入を予定しているようです。掲載されたモデル名はGeForce RTX 3050 Ventus 2X 8G OCV1ということで改良版に与えられる「V1」という名称が追加されています。
変更点としては、消費電力が130Wから115Wと15Wの消費電力低減が行われており、電源コネクターがPCIe8pinからPCIe6pinへと改められています。
MSIのサイトにはGPUの仕様などは記載されていませんが、消費電力の低減はGA106 GPUからGA107 GPUへ変更を行ったことで実現していると見られています。
なお、このGA107 GPUはノートPC向けに供給されているRTX 3050に搭載されていますが、デスクトップ向けにおいては一部OEM向けにCUDAコアを2304基に減らしたRTX 3050にて既に供給が行われています。
通常よりコア数が少ないNVIDIA GeForce RTX 3050が出現。価格は同じ。
しかし、今回出現したGA107 GPU搭載のRTX 3050ではCUDAコアを2560基搭載したモデルとなっており、通常のRTX 3050に対して消費電力が下がり、よりエントリー向けに向いているPCIe6pinに変更されているためGTX 1660などがフェードアウトする中でエントリー向けGPUを求めるのであればより最適なモデルになっています。
GeForce RTX 3050についてはGTX 1660などが生産停止となる中でエントリーモデルの中核を担うモデルとなっていますので、消費電力の低減と電源コネクターの6pin化によってよりエントリーモデルとして扱いやすいモデルとなると言えそうです。
あとはこのGA107 GPUに変更されたRTX 3050の価格が気になるところですが、GA107 GPUについてはGA106 GPUよりダイサイズは縮小しているため、単純に考えれば製造コストは安くなっています。ただ、その安くなった分を価格に反映するか、NVIDIAの手取り増として取るかはNVIDIA次第ですので発売されるまでどうなるかはわかりませんね。(個人的にNVIDIAの決算はあまりよろしくないので、コストカット分は手取りとして取ると思います。)
すぐに買えるかは分かりませんが、新型PS5と言われている『CFI-1200』のエントリーがAmazonで開始されていますので、欲しい方は早めのエントリーする事がオススメです。
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