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<p>ターミネーター2の「T-1000」のように体を液状化させて牢屋から脱出できるロボットが登場</p><p>ターミネーター2の「T-1000」のように体を液状化させて牢屋から脱出できるロボットが登場</p><p>映画「ターミネーター2」に登場する未来のアンドロイドT-1000は液体金属製の体を持ち、液状化してさまざまな形状に変化することが可能です。そんなT-1000のように、自らの体を液状化して牢屋(ろうや)の中から脱出できるロボットを、中国とアメリカの研究チームが開発しました。</p><p>MPTMを利用することで、誤飲したボタン電池を体外に排出したり、逆に薬物を送達したりできる可能性があります。また医療分野以外でも、研究チームは回路修理の際に送り込んだロボット自体を融解させ、導体やはんだとして機能させたり、ネジを所定に位置に固定するために利用したりできると考えています。しかし、これらの機能を現実世界で実行するためにはいくつかの改善を行わなくてはなりません。たとえば、純粋なガリウムの融点は人の体温より低いため、生物医学目的で使用するためには、機能を維持しつつ融点を上げるガリウムベースの合金が必要です。 Majidi氏は、「今後の研究では、これらのロボットを生物医学の文脈でどのように使用できるかをさらに調査する必要があります。私たちが示しているのは1回限りのデモンストレーションや概念実証にすぎませんが、これが実際に薬物送達や異物の除去にどのように使用できるかを掘り下げるには、さらに多くの研究が必要です」と述べました。 この記事のタイトルとURLをコピーする</p>