<p>コロナ5類になっても…3度のクラスター経た介護施設の施設長は | NHK | WEB特集</p><p>1月2日の朝から施設長の電話が鳴りました 「熱が出ました。37.8度あります」 すぐに防護服での介助や ゾーニングなど「臨戦態勢」に。 「これ以上、広がりませんように」 祈るような日々は今も続き、 5類になっても変わらないのではと話します。</p><p>【NHK】「常に不安と闘っています」千葉県市川市にある特別養護老人ホームです。できる限りの感染対策を続けてきましたが、これまで3回…</p><p>もっともっと感染者数が減ってきて、インフルエンザのように重症にならないような対応策ができてからであれば、いろいろな緩和策を考えますけれども、重症化したときに戻ってきてくれるという担保がない中で何かを変えるってことは不安に思います。感染者数が前の週より減ったなどと報道されていますが、実際に、高齢の方など重症化しやすい人たちのリスクは変わってないと思うので。 A. 施設では今、県の補助を受けてすべての職員が週2回、抗原検査をする対策をとっています。以前は週1回のPCR検査でしたが、頻度を週2回にしたことで感染が拡大する前にわかり、施設へウイルスを持ち込むのを水際で防げたケースも増えました。 抗原検査は陰性で出勤してきて、あとでもう1度検査したら陽性になっているといったケースがあり、どうしてもかいくぐる人もいます。県の補助や支援が減って、検査の回数が減ったりなくなったりすれば、感染リスクは増えていきます。 Q. 5類になってこうした制限がなくなれば、介護職員など暮らしを支えるのに欠かせない仕事をしている「エッセンシャルワーカー」が家族などの濃厚接触者となって出勤できなくなるケースなどが無くなると期待する声もあります。この点については? A. クラスターの経験から考えると、人手不足を解消するために、感染したものの無症状の職員が出勤してきていいといったふうに、今の基準を緩めるっていうのは、正直怖いです。 人数が少なくても、利用者さんにコロナウイルスがうつったときには本当に死と隣り合わせなので、感染した人の出勤基準を緩めることで人手不足を解消するという考え方は、私が勤めている施設でも施設の嘱託医の先生も考えていないです。</p>