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カーター米政権下の1978年、米経済学者アルフレッド・カーン氏はインフレ対策の司令塔役に起用された。米国の消費者物価上昇率が前年比2ケタに迫り、第1次石油危機後の水準をうかがおうとしていたころである。 カーン氏が大恐慌並みの深刻な「不況」のリスクを指摘したところ、その言葉は使うなとホワ…