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<p>名も無き傭兵たちの戦場「アーマード・コア V」発売11周年! 「主任」はじめ、濃く魅力的なキャラ&重量感じるメカによる鉄と油にまみれた戦い</p><p>名も無き傭兵たちの戦場「アーマード・コア V」発売11周年! 「主任」はじめ、濃く魅力的なキャラ&重量感じるメカによる鉄と油にまみれた戦い #ACV #ACVI #AC6</p><p>フロム・ソフトウェアがプレイステーション 3/Xbox 360用メカカスタマイズアクション「ARMORED CORE V(以下ACV)」を2012年1月26日に発売してから、本日1月26日で11周年を迎える。</p><p>プロローグミッションで確認できるあらすじ “焼野原ひろし”的性格の「主任」など濃いキャラクターが魅力! 「ACV」の魅力として、まずその登場人物を挙げたい。というのも、プロローグミッションからレジスタンスによる大規模でアツい戦闘が勃発しており、一気に世界観に引き込まれるからだ。加えて、お調子者っぽい性格の「RD(CV.浪川大輔さん)」や、会話を聞いていると性癖が歪みそうな「キャロル・ドーリー(CV.たかはし智秋さん)」をはじめとする登場人物が、軒並み魅力的で世界観に厚みを持たせているように感じる。 中二病の筆者としては、「機動戦士ガンダム00」のアリー・アル・サーシェスを彷彿とさせる“焼野原ひろし”的性格の「主任(CV.藤原啓治さん)」と、新たなレジスタンスのリーダーである「フラン(CV.小林沙苗さん)」が好きだ。 「主任」は実際にはアリー・アル・サーシェスのような“戦争屋”ではないとは思うが、ラスト以外は割と似たような言動をしており、“戦うの大好きっ子”といった雰囲気が否めない。しかし、時折みせる意味深な言動やラストの「人間の可能性」云々については惹かれるものがあった。また、彼の搭乗したAC「ハングドマン」が、オーバードウェポン「ヒュージキャノン(通称:主任砲)」を初めて使用する際などに見せた頭部パーツが脱皮するような演出も、ロボット作品ファンとしては見逃せないポイントだ。 もうひとり好みの人物として挙げた「フラン」だが、彼女は「主任」とはまた異なった魅力がある。彼女は、最初こそいい意味でも悪い意味でも“普通の女の子”であり、レジスタンスという武装組織のリーダーには向かない性格だった。味方の「ロザリィ」には、最初「ねぇ、なにその子ビビってんの?リーダーなんでしょ?」と突っ込まれるほど。 しかし物語が進むにつれて成長し、段々と我々傭兵に無茶な依頼をするようになり、「やってみなさい、あなたにできるものなら」や「死ぬのはあなたよ」などと強気に挑発するまでになり、リーダーらしい性格となっていった。彼女は守りたくなるような境遇と性格(物語序盤だけだが)であるのに加えて、我々傭兵の雇い主でもあるため、“お姫様を守るナイト”の様な心持ちでミッションに参加できた序盤も好きだが、散々手を汚させた傭兵を、手のひらを返して「恐ろしい人」呼ばわりする程逞しく成長する終盤の彼女も魅力的だ。図太く成長してほしい。 その他にも、本作には頼れる姉御肌の“姐さん”こと「ロザリィ(CV.林真里花さん)」や、言葉の端々にフランへの忠節を感じる「レオン(CV.白熊寛嗣さん)」、体を“プロジェクト”に捧げた「ゾディアック」の面々など、それぞれ魅力的で個性的なキャラクターが多数登場する。 「戦争だ。我らには、それが必要だ」とは「ゾディアック」所属のゲミニの言葉だが、まさしく我々傭兵にもピッタリな言葉だと思う。全員濃いのだ、セリフも設定も。そこがいい。 鉄と油にまみれるような重厚感ある描写も魅力 本作のもうひとつの魅力は、“鉄と油にまみれるような重厚感ある描写”だ。汚染された地上を舞台に、“全体的に重たそうな”外観のACによって、兵器らしい兵器同士による泥臭い戦いを感じられた。「機動戦士ガンダム」シリーズで例えると、ドムと陸戦強襲型ガンタンクの様な戦いが繰り広げられるため、「機動戦士ガンダム MS IGLOO」が好きな人にはクリティカルに刺さるものとなっている。とはいっても本作のACは通常兵器に比べると強力な兵器であることに変わりはないため、敵をスムーズに倒しながら目標を達成できる爽快感も味わえた。 また、戦闘画面のUIも敵の機体情報や各種情報を表示する「スキャンモード」と戦闘用の「戦闘モード」にシームレスに切り替えられたため、実際に索敵しつつ戦うといったリアルなものが用意されていた。これによって操作の忙しさは増したが、不便になるほどではなかったので、その忙しさも含めて戦闘を楽しめる。 確かに、10年以上前の作品だけあって今と比べると画質は荒い。しかし、当時はプレイしても十分綺麗に感じたし、オープニングに至っては同シリーズ恒例の美麗映像なため、それを元に空気中に舞う砂塵や飛び散るオイルなど足りない部分を脳内補完することで、さらに作品にのめり込めた。 【戦闘画面】</p>